こんにちは、てならい堂スタッフの小野寺です。
気づけばもう12月。例年に比べて今年は特別に早く過ぎ去ってしまった気がしています…と嘆いても2020年はもう戻らないので、せめて残りの1か月は大切に過ごし、落ち着いた気持ちで1年を締めくくりたいものです。例えば今年はクリスマスやお正月の飾りをただ買うのではなく、自分でじっくり作ってみるというのも素敵な過ごし方ですよね。

てならい堂では、大分県耶馬渓で林業を営む久恒山林さんから生まれたアロマブランド「六月八日」のアロマインストラクター・関戸みどり先生を講師としてお迎えし、毎年恒例の森の恵みをふんだんに使ったスワッグ(壁飾り)づくりをてならい堂ひみつの小店で楽しみました。

ひみつの小店も、今日は東京・神楽坂の小さな小さな森に変身。ランプにはヒノキが飾り付けられ、柑橘のオイルのよい香りがほんのり…。そんな心地よい空間で、感染対策のため少人数(4名様)での開催でした。昨年に続き2回目のご参加の方もいらっしゃった、大変人気のスワッグづくり。(2018年の記事はこちら、2019年の記事はこちら)

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ここにある植物は、3日前に大分県の耶馬渓で採取されたばかりのいきいきとしたものです。実際に山を歩きながら採取している様子を動画で見ながら、先生からそれぞれの植物の説明が。カナクギノキは今回初登場で、先端には花芽があり、ほんのり香りがあります。また、赤い実のついているサンキライ、今年は実の付きが少ないためとっても貴重だそう。一生懸命探してくださった久恒山林さんには大変感謝ですね。

実際に手を動かし始める前に、「生け花などは色々と気を付けることがありますが、今日のスワッグづくりはとにかく自由に、思うがまま楽しんでください!」と先生からのお声掛けが。

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ここからは、わさわさっと緑の美しいヒノキを束ねながら、それぞれ気が済むまでしっくりとくる形を模索します。途中、何度か先生が「みなさん今日は思う存分、植物と戯れてくださいね~!」とおっしゃっていたのですが、みなさんの姿を見てなんだかすごくしっくりきました。“植物と戯れる”普段はあまり聞きなれない言葉ですが、今日のスワッグ作りを一言で表すならば、まさにそれなのだと思います。

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仕上げには香りをつくるブランドならでは、100%天然のエッセンシャルオイルで葉のタグに香りづけをして、完成させます。

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同じ材料を同じ量で用意されていたはずなのに、完成形は誰一人として同じにならないところがやはり、植物ならではの魅力。

そして今回はワークショップ終了後も、「森についてのお話」でたいへん盛り上がりました。山や森や林業の話…専門知識のある方でない限り、普段はなかなかスケールが大きく話題に出しにくいテーマなのかもしれません。しかし、今回はちょっとした質問からごく自然に、山や森に対するそれぞれの考えや今後自分たちにもできそうなことを話す機会になりました。とても有意義な時間でしたね。

関戸先生、参加者の皆さま、楽しい時間をありがとうございました!

今回使用した「六月八日」のオイルはオンラインショップでもご購入いただけます。また、ひみつの小店ではテスターをお試しいただけますし、販売もしております。是非お試しにいらしてくださいね。混ぜ物のない本物の森の香りが楽しめます。