かぼす香るアロマづくりワークショップで里山と繋がる
大分県 耶馬渓で林業を営む久恒山林さんから生まれたアロマブランド、「六月八日(ろくがつようか)。」九州の森の恵みである樹木や有機無農薬ハーブなどの天然素材を丁寧に自社蒸留した、100%天然の精油(エッセンシャルオイル)を作っています。
この秋は大分の名産品である「かぼす」が沢山穫れたそうです。
今回はそのかぼすを蒸留して、この冬にできたばかりの「かぼす精油」を使って、里山の香りを身近に感じることのできるアロマづくりのワークショップをご用意しました。
各回4名様までの少人数ワークショップなので、お早めにどうぞ。
今回作るアロマクラフトは「ハンドクリーム」「ロールオン」「手指消毒ハンドスプレー」の3種類です。
ハンドクリームは手の保湿ケアに、ロールオンはコロコロすると適量のオイルが出てくるので、香りを楽しんだり、手や指先のケアやネイルオイルとしても使用できます。ハンドスプレーは、保湿成分のある肌に優しい手指の消毒スプレーとして使用してください。
かぼすは、土地に根付いた爽やかな香りがします。大分では秋刀魚に絞るのはもちろん、お味噌汁や白湯に入れたりと、一家に一本かぼすの木と言われる程 (流石にこれは言い過ぎかもしれませんが笑)生活に馴染みのある果実です。
大分の人ほどの馴染みはないけれど、それでも私たちはかぼすの香りを思い浮かべることができます。生活に取り入れるならば、やっぱり自分が気持ちよくなる香りがいいですよね。なんだか、かぼすのいい匂いしてきませんか?
それにかぼすの香りはリラックス効果や、冷え性の改善にも効果があるそうですよ。いいことづくめですな、かぼす。
ワークショップでは六月八日さんに、大分耶馬溪の里山でのかぼすの収穫の様子から、手作業で蒸留をしていく過程を写真を交えてお話していただきます。
「機械を使って大量生産をすると、植物の成長するスピードを超えてしまう。だから人間のできるスピードの範囲で行うことが大切。」と、六月八日さんは本当に丁寧に、自然やモノづくりと向き合っています。六月八日さんの精油が、こんなにも自然で私たちに馴染みやすい香りのする理由が、このお話の中に詰まっているとてならい堂は思いました。ぜひみなさんにも聴いてほしいです。
ところで。大分のかぼすの香りを届けたい!と沢山の無農薬農家さんたちにお声がけしていたそうですが、今年は豊作で、思ったよりだいぶ多くかぼすが集まったんだそう(笑)。近所の人も沢山お手伝いにきてくれて、ピーラーで皮を剥くところから蒸留まで、なんと毎日朝から夕方まで二週間作業を続けたそうです。お疲れ様でした。
今回のアロマクラフトで使う素材を大分県内で探しに探して、六月八日さんは「くにさき椿油」と「和蜂蜜蝋」に出会いました。かぼす精油とこの厳選素材を合わせて、クリームやスプレーを作っていきます。
「くにさき椿油」は大分県国東半島の海岸沿いに育つ”ヤブツバキ”の種を、つくり手の井上さんが拾い集め、洗って、乾かして、生搾りして、そして数か月かけてじっくりと丁寧に濾過の工程を重ね作られています。
井上さんのところへは同じ集落の方々が自分の裏山や庭先で採れた椿の種を持ってきて、それぞれ一年分の椿油を作ってもらうそうです。香りを通じて、大分の集落や里山での日々、素材、作り手の想いなども、感じてみてくださいね。
六月八日さんの香りは、とても優しく、今までアロマが少し遠い存在だった方にもおすすめです。最近は、旅行になかなか行けなかったりと、リフレッシュできる機会が減ってきてしまっている気がします。
毎日の生活の中に、香りを取り入れることで、都会にいながらも、やっぱり私たちは自然と共に暮らしている事を思い出せる気がします。
秋に獲れたてのかぼすを蒸留して、3ヶ月の熟成期間を経てできるかぼす精油は、今が旬です。旬の精油を使ったアロマクラフトのワークショップ。皆様のご参加を是非お待ちしております。