【てならい後記】板締め絞りも自由に!ハンカチ藍染めワークショップ
こんにちは。
てならい堂スタッフの大石です。
みなさん楽しいクリスマスを過ごしましたでしょうか。
てならい堂では、クリスマスに「染の里おちあい」さんで年内最後の染めワークショップを開催しました。今回はおちあいさんの敷地で採れた藍の葉を使った藍染めで、ハンカチを染めるワークショップです。
(当日おちあいさんのご厚意で、手ぬぐいも染めさせていただきました!ありがとうございます。)
まずは板締めや絞りの技法を使って、布の準備をします。
三角に折って板で挟んだり、輪ゴムで絞ったり。どんな柄になるか展開図を想像してみましたが、全然わかりません。笑
「わかんないで作っても良い感じにできるよ」という職人さんの言葉を信じて、フィーリングでやっていきます。挟んだり絞ったりする強さによって、色の滲み具合が変わるので、そのあたりはお好みで。
布の準備ができたら、染め液をつくっていきましょう。
まずは乾燥藍を煮出して、雑味を出していきます。この茶色くなった汁はもったいないですが捨てて再度煮出します。
乾燥葉染めでは、還元反応を用いて藍の色素を沈着させるため、ここで還元剤を加えて、しばらく加熱します。充分加熱出来たら、酸素に触れないようにラップをして、15分放置して、染め液の完成です!
出来上がった染め液は、黄みがかった緑色をしていますが、酸化すると藍色に変わるんです。ボウルの縁の部分が少し藍色になっているのが分かりますね。
さあ、染め液ができたら早速布を染めていきましょう。
染めるのは意外とあっという間。染め液から布が出てしまわないように気を付けながら、5分ほど置きます。
染め液から出して絞った布をパタパタさせて空気に触れさせていくと、みるみるうちに色が変わっていきました。すごい!
強酸に漬けて色留めをして、よーく洗って乾かしたら、藍染めのハンカチ&てぬぐいの完成です!
それぞれ全然違った仕上がりになりました。予想外の柄が出来上がるのも楽しいものですね。
藍染めをして過ごすクリスマスは、なかなか渋くて良い時間になりました。来年は自分で染めたハンカチを持って過ごせると思うと嬉しくなります。
年初めも早速おちあいさんで染めのワークショップを予定しております。ご興味のある方はこちらもぜひご覧ください。それではみなさん良いお年をお過ごしください!
2022年の染め初め。型を使って「自分で染める」お買い物袋。1月