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すっかり夏めいてきましたね。。。緑の広がり豊かな季節に、紙に植物の”種”を漉きこんだ「種漉き紙(seed paper)」を作りませんか?8月の開催です!

このワークショップでは新聞紙やチラシなど、不要になって捨てられる紙類に種を一緒に漉き込み、新たな紙を作ります。自然から作られた紙がもったいなくならないよう、再び命を吹き入れます。そしてそこに種を漉き込み、生命が生まれる瞬間を見つめながら自然の素晴らしさを感じてください。もちろん発芽させた後、ご自宅で育てても良いですし、大切な方への贈り物としてもおすすめです。

材料を再利用して自分で漉いた紙、そこに漉き込まれているさまざまな植物の種のかわいらしさ。そこから始まる生命の不思議さ。そして大切な方へ贈り物。巡って広がる緑と自然への感謝の気持ち。このやさしい紙を、ぜひ夏の贈り物として作ってみてくださいね。

各回6名まで。親子でのご参加も大歓迎です!

てならい堂のスタッフでもあったリムちゃん先生に紙漉きを教えてもらいますよー!紙漉きのアーティストとして活動しているリムちゃん。国内外で展示を行い、時間や記憶をテーマに作品作りをしています。今回のワークショップでは、紙漉きで自然とつながる“種漉き紙(seed paper)”作りを体験出来ますよ。

種漉き紙(seed paper)とは、紙漉きの技法を使って様々な植物の種をすき込んだ紙のことです。今回は木材繊維から作られる木材パルプを原料として使わずに、身近なところにたくさんある新聞紙やチラシなどの古紙を再利用して、環境にもやさしい紙を作ります。

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ゴミ捨て場にあった古本や古雑誌たち。

毎日のようにポストには大量のチラシが投げ込まれていますが、そのチラシを作るために大量の水と原料が使われたと思うと、読んで(あるいは読まずに)捨てられてしまうことってなんだか悲しいですよね。

リムちゃんはチラシや新聞紙など、捨てられてしまう紙物をたくさん集めておいて、また紙に「漉き返し」ます。こうやって新たな紙になったものを年賀状やお手紙用の封筒にしたり、本の間に挟む栞として使ったりするそうです。

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そして持ってきたその雑誌で、こんなハガキを作ります。散らばっている雑誌の紙切れが彩りでかわいいー

それぞれ集めてきた紙類を漉いて、そこに種をたくさんまきましょう。

すべての種はそれぞれ違う個性を持っています。じっくり覗いてみると、かわいらしくも驚異的ですね。「この小さい塊からどうやってあんな大きい植物になるのか?」と。もちろん人間も一緒ですけどね。可能性を抱くこの小さな生命体が、この後どのように育っていくのか、とても楽しみです。

この種を漉き込んだ種漉き紙(seed paper)の紙全体を水に濡らしておくと、実は土に直接種まきするよりも、早く、高い確率で発芽します。

実は、種の成長の瞬間を覗くのにこの種漉き紙(seed paper)は最高、最適なんですよ。何かのケースに入れて、机の上や寝室の隅っこにこの紙を置いておけば、部屋の中の暮らしの近くで毎日観察することが出来ますからね。

そばで見守りながら、種の根が先に出てきて、やがてツルを伸ばし出す、、、その瞬間の喜びを感じることができますね。このちいさーい種たちがそれぞれの速度で発芽していく姿を間近で見ていると、きっと感心してしまいますよ!

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ちなみにイギリスでは、パルプにタネを混ぜ、握って作った「seed bomb(シードボム)」 という名前の紙の爆弾を、空き地やお庭などに投げて植物を植えるというゲリラ運動があったそうです。

放置されている敷地に緑を広げることだけでなく、一枚の紙に開花時期の違う様々な植物の種を混ぜて植えることで、地球のエコシステムに大事な役割を果たしているミツバチが、四季を通じてハチミツを得ることができるようにする方法の一つにもなってるそうです。

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ということで、当日はハガキサイズの種漉き紙(seed paper)を一人3枚漉いてもらいますが、一緒に漉き込む種はミツバチが好きなハーブ類と一緒に、花の開花時期がずれるように、いろんな種を用意しますよ!(どんな種かは当日のお楽しみに!)

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自然から作られた紙が、その命を全うせずに捨てられてしまいます。今回はてならい堂で、できる範囲でそれを救うべく、もう一度「命を吹き入れる」ことをしてみたいと思います。

そしてそこから緑を広げ、豊かな環境を「一緒に」作ること。ミツバチから、地球のすべての生き物との「つながり」を考えること。

この種漉き紙(seed paper)作りはそんな想いを込めてできました。各回6名まで。親子参加の場合は2人1組でのご参加も可能ですよ。ご興味のある方はぜひ一緒に豊かな環境を作ってみましょう。それではみなさん、お待ちしております!

※漉くための紙類は各自ご持参ください。チラシ、雑誌、和紙、色紙、なんでもOKです!ご質問がある方は気軽にメールでご連絡くださいね。

※当日は乾燥されてない状態でのお渡しとなりますので、ご了承ください。もちろん、乾燥方法や保管方法もお伝えしますのでご安心ください。

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作り手

リム(イ・ヘリム)

韓国ソウル生まれ。神奈川県在住。
(元にっぽん てならい堂スタッフ)
現在、多摩美術大学・美術専攻・博士後期課程に在学中。
紙に魅了され自分で漉いた紙を用い、「時間」をテーマとする紙作品を制作している。
作品情報

※6月30日(金)10時迄はサポート会員優先申し込み期間となります。

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