【てならい後記】1年熟成。自分で醤油を仕込むワークショップ。
こんにちは。てならい堂スタッフのくらたです。
先日、てならい堂 初!醤油仕込みのワークショップを行いました。
お味噌は仕込んだことがあるけれど、お醤油ってなかなかめずらしい気がする…!と、 スタッフもわくわくが止まりませんでした。笑
「1年熟成」というワードも、そそられます…!
会場は、美味しいお料理とお酒のお店、神楽坂の「のいえ」で、昼と夜の二部構成。
教えてくれたのは福岡・糸島の醤油屋「ミツル醤油」の城さんです。
全国に1割しかない伝統的な醤油作りに取り組む、
城さんの「本物の醤油づくり」についてはこちらもぜひ読んでみてください。
まずは、「昼の部」。
城さんが、みなさんに聞いてみました。
「お味噌を作ったことある人はいますか?」…ちらほら手が上がっていますね。
「では、お醤油を作ったことある人は…?」…0人!
おお!なんだかテンション上がってきましたよ!笑
おしょうゆの絵本を読んで、挑んでくれたお子さまも参加してくれました♪
さっそく、作ってみましょう。
作り方はとってもシンプル。
・麹を、おなじみの醤油ボトルに入れていく。
・塩水を作り、ボトルに入れたら、麹と合わせてなじむようによーく振り、混ぜる。
再仕込み醤油を作りたい人は、塩水の代わりに「生醤油」を混ぜました。
簡単…!
でもそれは全て、ミツル醤油さんが、事前に材料から麹から段取りしてくれているから。
「もっと何かやりたい~!」という声も聞こえてきました。
手を動かすのはここまでなのですが、
ここから、マイ醤油との長いお付き合いが始まりますよ…♪
仕込みから1週間は毎日ふりふり。
その後、8月下旬までは週に1回、ふりふり。
それ以降は1カ月に1回程度…
そして1年後の2024年3月、完成です!
あ~…わくわくしますね!!
その後の質問タイム、質問がとまらない!
「1年以上、待ってみてもいいの?」…長い方がいいイメージがあるかもしれないけど、そんなことはなく。
よりパンチがある醤油感は出るけれど、1年でとってもおいしいのができます。
「最後、出来上って濾したもろみは、捨てちゃうの?」…炒め物にまぜたり、野菜の漬け床にしたり活かせるそう!
「できた醤油でさらに再再仕込み醤油をつくれる?」
「旅行で家を空けたときはふりふりできない、どうしよう?」
「明らかに途中、失敗しちゃったら、どんなかんじ…?」‥‥
まだまだ書ききれない、質問の多さに城さんも驚きでした!笑
その後、5種類の醤油で利き醤油(なめ比べ)。
明らかに5つとも、色や味は違うけれど、どれがどの種類か意外と難しいな…
普段ここまで比べることがないので、とても興味深い体験でした。
さて、次は「夜の部」。
ぞくぞくとお集りのみなさん、夜はまた一味違う時間が待っていますよ。
そう、ご自身の醤油仕込みを終えたら、のいえの日本酒と、お刺身で利き醤油!
「お魚によって、日本酒を変えることはあったけど、醤油を変えたことはない!」
と、のいえ自慢のお刺身を、お醤油とともに堪能されていました!
飲みたりない方は、そのまま二次会に突入!
その場で行われた、ミツル醤油さんの販売会も、大盛況で【完売】でした!
今回、仕込んだ醤油は、夏をこえると、だんだん醤油っぽい色と香りになってくるそう。
きっと愛着が湧きまくるんだろうな~と、1年しっかり一緒に過ごして、話しかけて(笑)、育てていこうと思います。
1年後の自分だけの醤油、出会うのが本当に楽しみですね!
参加いただいたみなさま、城さん、のいえさん、
とっても貴重な1日を、どうもありがとうございました。
それぞれのおうちで、それぞれの環境で育って仕上がるお醤油たち。
1年後、今度は「出来上がったみなさんのお醤油で、利き醤油」なんて楽しそうだなぁ…!