こんにちは。スタッフのひのです。

先日、ススキ野原をみてきました。混雑する前にと思って、朝早くに行ったため、最初は日陰部分が多くて凍えていました 笑。ですが帰りごろにはすっかり日差しもでてきて、とても美しい光景をみることができました。

ホントこの時期は、雲一つない空の青がとても美しいですよね。外に出た時には、寒さとともにその清々しさを存分に楽しみたいなと思います。

さて、てならい堂では、自分にとって心地よく、社会にも環境にも良いことをしていると感じられる生活を、”こころよい生活”と呼んでいます。これまでもそれを知るための様々な機会を模索してきましたが、さらに自分たちにとって”こころよい生活”を探すために、3ヶ月ごとにテーマを決めて、取り組むことにしています。

2023年 12月のテーマは「カタチの意味を考える」です。

身の回りに見えているすべてのものに”カタチ”というのはあります。私たちは、それぞれ”カタチ”を認識できます。ですが、そもそもカタチってなんでしょうか?どこからどこまでを私たちはカタチと認識するのでしょうか?もしかしたら目に見えないものにもカタチというのはあるのかもしれません。また、よく見かけるカタチ、うまく言い表せないカタチ、人それぞれにあるのだろうと思います。考えれば考えるほど、奥深い”カタチ”・・・。そんな“カタチ“について、改めて考えていきたいと思います。

  「カタチの意味を考える」ために、
    てならいに参加してみる。
    てならい堂神楽坂ストアに遊びに来てみる。
    自身の生活の中で見つめ直してみる。

それぞれのやり方で、みなさんも自分にとってのこころよい生活を探してみませんか。

 「カタチの意味を考える」12月の話題。

1)好きをたどり、カタチに残してみる。

2)実際に“カタチの意味“を生活の中で考えてみる

 ・一年を振り返って。自分をやさしくあたためる『星と色、五感と思考のワークショップ』

 ・藍で染め替えて、着続ける選択肢を。

 ・毎月、繕う事にじっくり向き合う。さらに楽しむダーニング教室。

3)てならい365日のススメ

1)好きをたどり、カタチに残してみる。

目にはいるものすべて、それぞれにカタチがあります。それは、人がデザインしたものかもしれませんし、自然にできたものかもしれません。身の回りの道具や建物、風景画や彫刻物などの人の手でつくられたモノ。雪の結晶やしずく、葉っぱやタネなどの自然物。どちらもカタチをもち、そこに造形の美を見出すことができます。

自然界の法則に則ってできたカタチは、その微細をみてみると、想像もつかないくらいとても精巧に美しい。たとえば、雪の結晶を顕微鏡でみてみると、とても綺麗な六角形を確認することができます。

みなさんは、結晶のでき方って知っていますか?実はこれ、水の性質が関係しているそうです。水の分子が空気中で合体し、冷えると六角柱になるんですって。それが、気温と湿度により、枝葉のように伸びていったり側面が重なっていったりすることで、さまざまなカタチになっていくのだとか。物質の性質っておもしろいですね。他にも、自然界にあるもので造形美を感じるものがあったら、その謎を追ってみるのも面白そうです。

雪の結晶は一例ですが、自然物は自然界の法則でできたものもあれば、思いもよらず偶発的にできたものもある。人の手が入ったものであっても偶発的にできたものもあるし、意図をもってそのカタチになっていったものもある。

そのカタチは意図されたものなのか、そうではないのか。そのカタチに意味はあるのかな、はたまたないのか。「これはどうやってできたのだろうか?」そんな目をもって生活を通していろんなものをみてみると、より面白いのではないかなと思います。

なにか創作をするとき、周りの風景や自然物を参考にすることってあると思います。また、他の人の作品でこれいいな、と思うものを取りいれたりすることもあるかもしれません。

「コラージュ」という言葉があります。写真を切り貼りしたりする現代絵画の手法の一つでありますが、これを日常の中でやってみるの、おすすめですよ。生活の中で、好きだなと思うものやこれいいなと思ったものを、写真に収めたり書き留めたりしておくことは、あなたの価値観をみつめることをきっと手助けしてくれると思います。

そうやって自分がどんなものに心惹かれているか好きを集めて見つめてみた時、その集めたものから、自分を構成するものがきっと見えてくるはずです。この機会にそんなことをやってみてもいいかもしれません。

3ヶ月を通して、“カタチ”について、いろんな視点で考えてきましたが、みなさんいかがでしたでしょうか?なんだか逆によくわからなくなってきた、という声もあるかもしれませんが 笑、生活における”カタチ”のもつ意味というのを、ぜひこの機会に考えてみてくださいね。

このテーマは今月で終わりとなりますが、「カタチって面白い!」と思った方は、ぜひ今後も引き続き深めていってみてください。それこそ、今回感じたことや気づいたことをなにか”カタチ”に残してみるのもいいかもしれません。

2)実際に“カタチの意味”を生活の中で考えてみる 

・一年を振り返って。自分をやさしくあたためる『星と色、五感と思考のワークショップ』

 

五感をつかって折り紙の星型のオブジェをつくり上げるとともに、それをつくる際に生まれた自分の内側にある思考を言葉にして取り出して、星とともに生活に持ち帰ってもらおう、というワークショップ。まさに”カタチ”に残る、今回のテーマにもぴったりなワークショップです!

折り紙の色を選択し、美しい星の形をつくりながら、選んだ色の自分にとっての意味を探り、最後に星の完成とともに、無意識に自分がその星に隠した言葉を探し当てるという内容です。ちょっとわくわくしません?笑 あっという間に過ぎ去っていく毎日。一年の最後に立ち止まって、ぜひ星をつくりながら自分と静かに向き合う時間を過ごしませんか?

■【てならい】一年を振り返って。自分をやさしくあたためる『星と色、五感と思考のワークショップ』

・藍で染め替えて着続ける選択肢を。

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年内のうちに着なくなった服を染め替えちゃいませんか?お気に入りの服にシミが、、、カタチは気に入ってるのに色褪せてきた、、、などなど。捨てたくないお洋服ありませんか?12月に開催の藍で染め替える体験では、お気に入りの衣類をまた着続けられるように出来ますよ。

100年続く染め工房「染めの里落合」さんで開催する染め替え体験。絞りを入れて模様を作ったり、藍の色の濃淡をつけたりと、色々な要望にも根気よく対応してくれる染めのスペシャリストが居てくれるので安心して参加できます。藍で出来る絞りのカタチや色味を楽しんでくださいね。追加持ち込みも対応してますので、ぜひこの機会に!

■【てならい】服を染め直して、育てていく。藍の染め替えワークショップ

・毎月、繕う事にじっくり向き合う。さらに楽しむダーニング教室。

糸の色合わせも淡くて最高に可愛い!

カタチということで、模様もカタチの一つです。ということで紹介したいのが、てならい堂で定期的に開催しているダーニング教室。全6回コースで、ゴマシオステッチ、バスケットダーニング、ハニカム、ブランケットステッチ、タンバリンなどなど、毎月新しいテクニックを先生から教わっていきます。

繕いたいものと練習用生地であるトートバックに毎月ダーニングを施していくのですが、もう見てるだけで楽しいです!笑 みなさんそれぞれに糸を組み合わせて、思い思いに繕っていく。穴を目立たない色で補修するのではなく、あえて魅せる技。さまざまな模様が出来上がりとても可愛らしいです。絵を描いていくように針をうごかす。とても創造的な時間だと思います。ご興味持った方は、ぜひ次回開催の際ご参加くださいね♪ 次回開催通知希望の方はこちら

■【てならい後記】毎月、繕う事にじっくり向き合う。さらに楽しむダーニング教室。7月

3)てならい365日のススメ

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いかがでしたか。みなさんもぜひこの機会に、身の回りにあるカタチの意味について考えてみませんか?てならい堂では、今月であれば「カタチの意味を考える」といったように、こういったテーマをもとに自分の生活を見つめ直してみる機会を「てならい365日」と名付け、お家でのセルフジャーナリングをみなさんにオススメしています。

やり方はとっても簡単。ノートを用意して、今回のテーマについて書き出してみる、以上です。どんなことでも結構ですし、関連することを実践してみたり、てならいに参加してみたり、やってみたいなと思うものがあればやってみて、それについて書いてみるのでも大丈夫です。騙されたと思って書いてみると、書き出された文字を見て、不思議とどんどん新しい考えが思い浮かぶもの。書き出すノートはどんなものでも構いませんが、てならい365日専用オリジナルノートもありますよ。(ノートの購入はこちら

ノート

そうやって自分の考えを進めていくことが、自分にとっての「こころよい生活」を見つけることにつながると思います。テーマへの取り組みに際し、ご感想等いつでもお待ちしてますので、もしよろしければ、てならいに参加した時や神楽坂ストアに来た時に、ぜひてならい堂のスタッフへ伝えてみてくださいね。なにかさらに新たな発見があるかもしれませんよ。

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 「てならい365日」では、3ヶ月ごとに同じテーマに取り組み、毎月それについてお知らせしていきます。今後、てならいの参加者募集とともに、てならい便り(メルマガ)にてこのテーマについてご案内していきますので、まだの方はぜひこちらからご登録くださいね。

また、サポート会員のみなさまには、毎月頭、素敵なイラストと共に同テーマに関するハガキをお送りしております。もしご興味ある方は、どうぞこの機会に関心を持っていただけたらなと思います。サポート会員となって、てならい堂の活動を応援していただけたら嬉しく思います!(詳しくはこちら。)

ということで、今月は「カタチの意味を考える」ということに目を向けながら過ごしてみませんか?何から始めようかなと思った方は、まずは本ページを参考にしてみてくださいね。これまでのページ(10月ページ11月ページ。)もよろしければご覧ください!

今月もみなさまのご参加をお待ちしています!てならいの会場で、神楽坂ストアで、色々とお話ししましょう!

カタチの意味ってなんだろう。
ひとの手でつくるカタチと
自然にできるカタチ。
カタチはただそこにあるのか
カタチが意味そのものなのか