【てならい後記】初めてのしっかり金継ぎ教室。2023秋~7回目~
こんにちは。
てならい堂スタッフの大石です。
気づけば12月も後半ですね。もう1年が終わりるなんて信じられない!と毎年言っている気がします。
年々1年が短く感じるようになってきましたが、生きてきた年数が増えるにつれ相対的に1年が短くなってくから、そう感じるみたいですね。(ドラマ情報)
さて、今年から始まった松本先生の金継ぎ教室も、早いもので2周目も終わりにさしかかりました。
今回は7回目の様子をご紹介します!
7回目は「粉固め」の作業。前回粉蒔きをした上から、生漆を塗ってコーティングをするもの。
漆で固めることで、金属粉仕上げは持ちが良くなるのです◎
余分な生漆はウエスで拭き取って、今日の作業は終了です。
さて、7回目の今回は「おさらい」の回でもあります◎
これまで習った工程を、先生にデモンストレーションしていただきながら一通り説明いただきました。
そんな中、生徒さんから「接着に使う「糊漆」は腐らないのですか?」という質問が出ました。
先生曰く、腐ったということは聞いたことが無く、漆の力で水分がしっかり乾く+漆の殺菌効果で腐らないのだそうです。(とはいえ、冷蔵庫等で糊漆だけをそのまま保存すると腐ります。乾かす、ということが大事。)漆の力、すごいですね~
また、米糊の代わりに小麦粉を使った「麦漆」の作り方も教えていただきました。糊漆に比べて、乾くのがゆっくりなので、接着の作業が余裕を持ってできるようです◎(松本先生も普段は麦漆を使うことが多いとのこと。)
「漆の仕事には食品が使われることが多いんですよね。」、と松本先生。
中には豆腐を使う技法もあるそうです!あんなに水分の多い豆腐でも、漆と組み合わせると腐らずしっかり乾くの、不思議です。。
粉固めした器は、次回に向けて乾燥させます!
最終回も仕上げの作業があるので、それはまた次回に。