【てならい後記】初めてのコーヒー!コーヒーの淹れ方、味わい方が変わるワークショップ。2回目
コーヒーのスペシャリスト、倉持さんが教えてくれるコーヒーワークショップ!先日、第2回が開催されましたよ。
前回から、1か月あきましたが「コーヒーの、これほんとにおいしいやつだとか、これは微妙かもとかが前より分かるようになった!」「コーヒーとの距離感が変わった気がして楽しい。。」と嬉しいお声いただきましたよ◎
今までなんとなくだったコーヒーの違い。前回コーヒーのテイスティングである<カッピング>という方法で、いろんな品質の味について、自分のことばでちゃんと伝える、を体験しました。
さて、今回も、さらにコーヒーの味と香りの表現を広げて、深めていきましょう!
今回まず登場したのは<アロマキット>というもの。
ちっちゃいかわいいマニキュアの瓶?みたいなのに、1個1個ナンバーがふられてて、専用ボックスにぴったり収まる姿は重厚感たっぷり。。ただものじゃなさそうな雰囲気。。!
これは、実はコーヒーに含まれる、36種類もの香り(アロマ)を識別するための、プロも使うキットなんですって!
これを、グループにわかれて、専用のシートも見ながらそれぞれ嗅いでみます。そして、これらが<どんな香りなのか??>を自分たちで自由にコメントしあいます!
36個の香りのなかには、アプリコットやバニラ、ローズ、ナッツなどの<コーヒーに関わる>と言われたら想像できそうなさわやかなだったり甘そうなもののほかに、、
例えば<2番>の香り。最初は何の香りか伏せて嗅ぐと。。あれーこれ絶対嗅いだことあるけど何だろう。。。なんだかスモーキーで。。
答えはポテト!!
ポテトのようなにおいが、コーヒーの味にかかわっているなんて面白い。味って、本当に奥深いんだなあ。。。
他にもアース、とかレザーとかラバーとか。
「なんか咳止めシロップみたい。。」とか「歯磨き粉みたい」なんて、コーヒーに関係ないんじゃないの?!っていうちょっと変わったそんな香りたちまで、コーヒーを作っている仲間の一員なんですね。
いつもは、においをかいだ時、いいにおいだな、とかそんな感じでそのまま通り過ぎますよね。でも、今回このアロマキットでにおいのその先までじ~っくりと深掘っていくことで、<いつもとはちょっと違う感覚>を使っているのがわかりました。
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さて、この感覚を忘れないうちに、今回もコーヒーのカッピングをしてみましょう!
今回もA/B/Cの3つのコーヒー。
前回と違うのは、すべて倉持さんが携わる<スペシャルティコーヒー>というランクが上の良いコーヒー。
カッピングは、それぞれのコーヒーの香りと味について、自分で表現・コメントや点数をつけていくんですが、試しているうちに「あれ、この味さっきのアロマキットであったぞ!」と気づきます!
それぞれアロマキットに戻って嗅ぐ→カッピング・・を繰り返しているうちに
「さっきのナッツがここにいる!」 「さっき嗅いだあれ、あれがいる、トーストだ。。」とか。
今までは、この味やにおい、なんて言ったらいいのかわからなかったのが、アロマキットを通じて、表現がすっ!とスムーズに出てくる。。!すごい。
この後のカッピングのあとに、みんなでコメントを言い合う<カリブレーション>の時間。
「シュガー系の香りで、甘目。」
「キャラメルやナッツ、ベリーなどがバランス良い感じで。。」
「ちょっと奥にある苦みがレザーとか、アースの癖を感じる。。!」とか!!
前回のカリブレーションもとってもよかったのですが、今回の味の表現がぐっと具体的になってびっくり!!
<この味のここが、こんな感じ、だから好き。>
そんな、最初は言うすべがなかった味の<感じ>を、いつのまにか自然と表現できているのに驚きました。
ところで、今日カッピングしたコーヒー。
倉持さんが世界各地の生産者といっしょに、豆の生産から収穫、加工に携わってつくっている特別なコーヒーなんですが、それぞれ産地や生産者さんが違うのとあわせて<プロセス>が違います。
これは、コーヒー豆の精製⽅法のこと。
ウォッシュト、とかナチュラル、とか聞いたことありませんか??
コーヒー豆の加工の際、そのまま乾燥させるものや、一度発酵させてから水で洗って乾燥させる、など色んな方法があるんです。それによって、味もすっきり系だったり、酸味があったりフルーティーだったりと全然変わってきます!
このプロセスの違いを、今日はアロマキットを経たみなさんが、自由に表現していました。コーヒーおもしろい!
その時の好きな気分なんかで、コーヒー選びができるようになれそうです。
さて、次回はついに最終回!
コーヒーと、もっと仲良くなっちゃいましょう◎おたのしみに!
★てならい堂神楽坂ストアでは、倉持さんのコーヒー豆を販売しています!この日飲んだ3種類の豆も売ってますよ。ぜひチェックしてみてくださいね♪