開催期間:7/13(土)~8/4(日) 11:00-18:00
※営業日は火・金・土・日

夏本番、7月から9月にスタートする岐阜のつくり手たちによるワークショップに合わせて、展示販売会を行います!

それぞれのワークショップの詳細はこちら↓
7/13(土)「つくり手とつくる。いちょうのまな板ワークショップ
9/16(月)〜「石徹白に伝わる伝統衣”たつけ”をつくるワークショップ

ワークショップ開催日は、それぞれのつくり手が神楽坂ストアに来てくれます。ぜひ、直接お話を聞いてみてくださいね。

~暮らしと自然を木でつなぐ~をコンセプトに、オリジナルの木製品をつくるwoodpecker。

木工業が盛んな岐阜県で、祖父の代から続く木地師(仏具や神棚、神輿の木製部品製造を手がける職人)の家に生まれた福井さん。家具メーカーやお父様のもとで修業を重ね、2007年に「woodpecker」を設立されました。

看板商品のまな板は、使うたびに広がるほのかな木の香りが気持ち良く、使えば使うほど馴染んでくる”育てる道具”。やわからく、弾力性があるため、包丁を痛めません。昔の料理人は、みんないちょうのまな板を選んでいたとか。

いちょうの木のまな板をはじめ、食卓にそのまま出せる山桜のカッティングボード、ひのきの洗濯板などもご覧いただけます。

さまざまな大きさやデザインの木製品があるので、じぶんの生活に馴染ませながら手にとってみてください。新たな門出や迎える、ずっとお世話になっている、そんな大切な方への贈り物にもぜひ。誰かのために作られた道具は、贈るかたの思いをのせてくれます。

毎日使う中でキズや汚れがつくことは自然なこと。長く快適に使っていただくために、木肌がきれいに蘇る削り直しや修理も受けてくれますよ。

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岐阜で130年近く続く宮大工、唐箕屋本店の商品も並びます。

唐箕屋本店は、農機具である唐箕の製作所として創業され、100年を経て現在では神社、御堂の建築、神棚、御神輿等の製造、販売など幅広い領域を担われています。

宮大工の技の真骨頂は、釘などを一切使わない木組みと言われる技法。もちろん現代では釘を使うこともあるそうですが、木組みの技法は次の世代に必ず受け継がれていかなければならない技術です。

神社に使用されるのはヒノキの木。木曽檜は岐阜長野にまたがる木曽谷にひろがる天然林でとれる樹齢100年を超える天然ヒノキを指します。

今回販売するおうちで宮大工の技術を体感できる”自分でつくるお札立てキット”にも木曽檜が使われています。厄除けや合格祈願でお札をもらってきたはいいけど、どこにお祀りしたら、、、という方は、いっそ自分でつくるのもありですよね。

お札立ての他にも、手水文化を途絶えさせないために製作された”マイひしゃく”の販売もあります。宮大工のしごと、檜の香り、直接感じてください。

お札立ても宮大工も普通に暮らしていたら少し縁遠いようですけど、実際に話を聞いてみるとそんなことはないですし、私たち生活者ひとりひとりがちゃんと知っていることが、結局のところ文化の伝承につながっていくんだと思います。

縄文時代から続く集落 “石徹白(いとしろ)”で、そこに伝わる服の形をベースとした服づくりをしている「石徹白洋品店」。長い歴史の中で積み重ねられてきた知恵や技術を現代に甦らせ、日々の暮らしの中に取り入れていく提案をしています。

石徹白という地域は、岐阜県と福井県の県境、標高700メートルに位置する山深く雪深い場所、日本三名山に数えられる白山の麓にある小さな集落です。白山信仰が盛んな時代には数多くの修験者が出入りしていたといいます。

上下合わせて5つの直線裁断・直線縫いの服が受け継がれてきました。これらは、いかに動きやすい服に仕立てるか、ということが考え尽くされ、直線で断つことによって、布の無駄がなく、環境負荷を最小にできる。まさに、日本の人々が培ってきた和裁の「集大成」と言えます。

その原点と言えるのが「たつけ」というズボン。 もともとは作業のときに誰もがはくズボンとして使われていたもので、お尻にゆとりがあって足裾が絞られているスリムパンツです。

そして、その土地の植物の色をつかって、1枚1枚の布を手作業で丁寧に大事に染めています。春は桜、秋は栗など、できる限り自分たちの身近な地域の植物を、自分たちの手で採取して、草木染めや藍染を行っています。

てならい堂で取り扱う商品は、「たつけ」「はかま」「かるさん」。

「たつけ」は、農作業のときに誰もがはくズボンとして使われていたもので、お尻にゆとりがあって足裾が絞られているので、とても動きやすいスリムパンツです。
「はかま」は全体的にゆったりしているので様々な体型の方が使えて、お出かけにもおうちでのリラックスウェアとしても重宝します。
「かるさん」は、たつけの動きやすさと、はかまのゆったりさを両方実現したいいとこどりのズボン。男女、体型問わずはきやすいですよ。

神楽坂ストアで試着もできるので、自分の生活、お好みに合った一着を探してみてください。着心地、軽さに感動すると思います。汚れたり破けてしまったときの染め替え、修理も石徹白洋品店で受けているので、気兼ねなく日常着として着用できますよ。

お出かけついでに、神楽坂で岐阜のものづくりを感じてください。てならい堂神楽坂ストアでお待ちしております!