色鮮やかな絹の花。

200年ほど前に誕生した、東京都指定の伝統工芸『つまみ細工』の技法を日常に取り入れてみませんか。

「丸つまみ」と呼ばれる基本のつまみでお花のブローチもしくは帯留めを一つを作ります。

道具も全てお貸出するので、まずはお気軽に手ぶらでどうぞ。

前回、満席御礼だったつまみ細工。「またやってほしい!」「日にちが合わず行けなかった…。」とのお声を聞いて秋に再度開催します!

今回作るデザインのお花

『つまみ細工』をご存知でしょうか。

現代では七五三や成人式の特別な髪飾りとしてよく見かけますよね。絹で作られた花の美しさは、艶やかでいて、愛らしく心くすぐられます。

今回は初めてつまみ細工をつくる人でも、その後お家でも続けられることを目指して、基本の「丸つまみ」の技法でお花を作り上げるワークショップです!

お道具一式もお貸出ししますので、何にも心配せずに、お気軽に手ぶらでご参加ください。

材料は伝統に従って、正絹の布地、羽二重(はぶたえ)と和糊を使用しますよ。

初めての方でも取り組みやすいよう、本番は外側10枚内側10枚のサイズをつくりますが、それ以外にも練習でつまめる枚数をたっぷり用意しました。みんなで、しっかり練習しましょう。

今回のデザインです

お道具一式

今回の基本サイズ


そして、仕上げの金具と色を自分好みに選べるのもこのワークショップの楽しみの一つ。

仕上げはブローチと帯留め(平紐 三部紐が入るもの)より選べます。お申し込み時に購入ページで選んでくださいね!

色は先生がグラデーションや色味を考慮して、白+各色の配色セットを用意 してくれています。

更に!!今回は特別にミックス色のご用意も。どんな配色か楽しみですね。こちらは当日、お好きな色味を選んでください!

青系

緑系

黄系

赤系

帯留め

教えてくださるのは、つまみ細工アーティスト津山清仰(つやま きよこ)先生。

津山先生は、関東を中心にオーダー制作と対面販売を中心に活動を開始されました。途中、海外移住によりブラジルでの作品販売活動もされつつ、2023年帰国後、オンラインでの『小さなつまみ細工のお教室』を始め、オーダ受注と講師業に専念していらっしゃいます。

先生曰く、つまみ細工の美しい作品を作っていく上で、
最も重要なことは『基本のつまみ方が綺麗にできること!』

つまみ細工は、正方形に切った布を折り畳んで、いくつものパーツを組み合わせて、1つのお花をつくるのですが、パーツ1つ1つの仕上げ方で出来上がりに差がでます。

丸つまみは、裏返したり、切り目をいれることで形や見た目が変わるそうで、簡単なようで奥が深いのが伝統工芸ですね。

そもそもの始まりは江戸時代、京都の康照卿(やすてるきょう)が妻の着物を解き、古着を使ってくす玉かんざしを作ったのが始まりとされています。小さな布(絹布)を『折り』『つまみ』複数を組み合わせて四季折々の花鳥風月を形作ったそう。

それが、宮中の女性の和小物作りとして広がりをみせ、櫛やかんざしを華やかに彩る装飾として
一般大衆へ広がりました。着物を解いた布地を使用し、さらに芸術の域に昇華させる日本人の凄さに驚きますね!!

着物から用途を変えて資源を大切にする精神、日本独自の美しい工芸をみなさんも是非、体感して下さい。

和糊


技法を学ぶことによって、日常使いに適した他の布地やボンドでも作れるのが嬉しいポイント!!

当日先生からおすすめの布やボンドの特徴を教えてもらえます。布地は手芸屋さんで手に入るので、お家で続けていけるのがいいですね。

また、「おかわりキット」を当日販売します。こちらは参加した皆様がお家でもう一度作れるように、金具台座と布地のセットになります。

併せて、欲しい方用に、前回は販売できなかった和糊も今回は販売しますよ!お家で必要なものはピンセットのみ。ピンセットは先生が当日使いやすいものを教えてくれるので、ご自身でご用意お願いします。

それでは、江戸時代の女官になった気分で♪

是非つまみ細工を体験してみませんか。

前回のレポートはこちらからご覧ください。
https://www.tenaraido.jp/ohanashi/tumami/

※8月30日(金)11時までは、サポート会員先行申込み期間となります。