こんにちは。てならい堂スタッフのてんです。

立秋とは名ばかりの暑い日が続いてますが、8月10日、11日。
てならい堂では風鈴絵付体験が行われました!!連日多くの方がお越しくださり、賑やかで涼やかな回でしたね。

お道具類

それでは早速、風鈴絵付けのリポートです。

まずはお話。
こんにちはの挨拶から、てならい堂の説明と風鈴の由来や歴史。篠原風鈴本舗さんのお話と江戸風鈴の特徴をお伝えしました。
お話しながら、「何時代から風鈴の元になった風鐸が入ってきたか?」などクイズ形式で参加者の皆さんへ質問タイム。「う〜ん」と皆さん考えて答えてくれて、歴史の授業みたいでしたね。

それではここで、風鈴の由来や歴史、江戸風鈴の特徴のおさらいです!!
参加してくれた方は覚えているかな~?

・平安時代の仏教伝来と共に風鐸が日本に来たこと。
・風鐸が災いよけでお寺で使用され、それが風鈴の元のデザインと言われていること。
・江戸時代になりガラスが長崎貿易にて入ってきて、ガラス風鈴が普及されていったこと
・風鐸同様、災い除けとして江戸時代は朱色に塗った風鈴が流行ったこと
・江戸風鈴の特徴は3つ「宙吹き」職人1人1人の手作り「鳴口のギザギザ」音の反響を大事にするため「内側から描く」絵具の劣化剥がれを防ぐため

いくつ覚えていたでしょうか。ぜひご友人やご家族へのうんちくに、説明に使ってくださいね。

 


お話の後は、Let’s 絵付け!!
絵付けにはいくつかポイントと注意点があります。
特に大事ポイントは、描く順番と描く場所。

内側から描くので、表に見せたい色を最初に描きます。
重ね塗りの時は少し乾かしてから塗るように。

鳴り口のところは、音の反響を大事にするため、べったり塗料を塗るのはNG。

注意点では鳴り口部分は、ほぼギザギザのままなので指を切らないように持ち方を気をつけること。他にも、ポイントをお伝えして、待ちに待った体験時間へ

「何描こうかな〜」「結構難しいかも、頑張る!」「筆が震える〜」など笑顔で皆さん楽しまれていましたね。
外側に描くのと違って、下の口部分から筆を入れて、内側に描くのって難しい。けどそれが楽しくて、集中できる時間です。

この線はもしや…。

金魚が逃げた!

しあわせが沢山〜

慎重に筆入れ

おおよそ1時間強ほどで皆さん絵付け終了〜
どれも素敵で可愛らしい作品が出来ました。色の透け具合やデザインが、それぞれの個性光る一点物です。

少し乾かして、短冊をつけて梱包したら完成です。
体験終了時には、プチかき氷のご提供でヒンヤリ♪

涼しい夏の1日体験いかがだったでしょうか。
皆さんの笑顔と、涼やかな音色の作品を見て、私も爽やかな気分になれました。
来年も納涼体験がありますので、皆様のご参加お待ちしてま〜す!

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。