こんにちは、スタッフのくらたです。

てならい堂のコーヒーWSでもおなじみ、COFFEE ROOTSの倉持さんが、本当においしいコーヒー豆のひみつ教えてくれる<コーヒーのおはなし会>!2日間にわたり開催されましたよ。

倉持さん、今日もよろしくお願いします!ちなみに着ているTシャツは、倉持さんもたずさわる<アデナコーヒー>のオリジナル!ほしい。。

今回は、「まずはさっそく、2つのコーヒーを飲んでみましょう!」とのことで、倉持さんがアイスコーヒーを2種類入れてくれました。

この日のドリッパーは、いつもお家で使うような形ではなく、また蒸らしたり何度かにわけてお湯を注ぐのとはちょっと違う<浸漬式>のもの。倉持さんもおすすめの台湾の<クレバー>というメーカーのものです▼

こうやって挽くコーヒーの粉とお湯をいれて数分漬け込み。。

サーバーや、マグカップなどにのせると、コーヒーが下に抽出される!誰が淹れても味が同じになるので、簡単で人気だそう◎みなさんも、興味しんしんでその場でネットで調べていました(笑)

さて。。飲んだ瞬間「!!おいしい!」という声がそこかしこから聞こえてくる中、目をとじてその味をじっくりと味わっている人まで出てくるほどの味わい。

このおいし~いコーヒー。それもそのはず、倉持さんがアフリカ・ブルンジ共和国の生産者さん、エフレムさんと一緒に作った<スペシャルティコーヒー>と呼ばれる特別な豆なんです!

てならい堂のWSでも何度も出てくる<スペシャルティコーヒー>とは、数あるコーヒー豆の中でも上位数パーセントの特別に美味しいもの◎

その味わい、2種類ともフルーツのような、お花のような本当に「!!」とびっくりするようなおいしさ。

どっちも最高なんですが、ちょっと味わいが違います。1つはどちらかというとすっきり飲みやすく、甘さも感じられる。もう1つは、より酸味を感じられて、個性が分かれます。

でも実はこの2つ、まったく同じエフレムさんの豆なんです。違いは<プロセス>、精製方法。

最初に飲んだ方は<ナチュラル>といって、収穫したコーヒーチェリーをそのまま乾燥させたもの。シンプルなすっきりした味わいです。

もう1つは、<ウォッシュト>と言って、収穫したコーヒーチェリーを一度発酵させてから洗う!その後に乾燥させているそう。発酵のおかげで、酸味が際立つ味わいなんですね。

おんなじ豆でも、プロセスでこんなに違うのは面白い!好みもみなさんそれぞれ別れるのがまた楽しい。

「そういえば、最近はカフェなんかでもナチュラルとかハニーとか、メニューに表示されてる!」なんて声もあがり、このプロセスが表示されているコーヒーはスペシャルティコーヒーの目安になるんですって!お店で間違いなくおいしい豆を選ぶときに参考になりそうです◎

ちなみに、このあとこの2種類をホットでも飲んだんですが、またそれぞれ味わいが変わってくる。おもしろい。。!

おいしいコーヒーを実際に味わいながら教えてもらうコーヒーのあれこれ。すっごくしっくりくる。

でも、このエフレムさんのコーヒー、どうしてこんなにおいしいの?そのひみつは何なのでしょう。。

エフレムさんがコーヒーを作るブルンジ共和国という国。そもそもコーヒーが育つには最高で本当にいい環境だそうです。標高が高く、実が熟すのが遅いため、実の中にたまる糖が、とっても多いのだとか!

アフリカの国で全人口の約1/4の人がコーヒーに携わる仕事をしていて、輸出額の約80%がコーヒーという、そんな国。

しかし。。高品質なコーヒーを作れる気候環境がありながら、人々の生活は非常に過酷な状況なのだそうです。

さらに、十分な国力がないため、外貨収入の大部分を依存する大事なコーヒーの生産は、年々低下して取引も不安定な状況が続いています。

そんなブルンジに、はじめてコーヒーの木を植えたのが、エフレムさんのおじいさまでした。その木、今も大事に守られてなんと健在!!樹齢90年の木です。。!

真ん中にいるのがエフレムさん!そして真ん中の木がこの90年樹。この木を、エフレムさんの味を守りたい。

こんなにすばらしいブルンジのエフレムさんのコーヒーが、世界から消えてしまわないように。安定した商売ができて、この先より多くの人にエフレムさんのコーヒーを楽しんでほしい。。!倉持さんは、こんな強い思いで活動されています。

★実は、9月1日からそんなエフレムさんのコーヒーを広めて、未来へ残すクラウドファンディングが開始しました!!

90年樹コーヒーとエフレムさんの物語を未来へ、次世代へ人と時をつなぐプロジェクト

エフレムさんのこと、今まで耳にしたことのなかったブルンジという国やそこでのコーヒーの生育について、みなさんとっても興味を持って聞いてくれました!

こんな素晴らしい味、シンプルに広めたい!これからもたのしみたい!と思ってくれた人や、クラウドファンディングの<ブルンジの収穫期に出張コース>!なんて贅沢なコースに参加しちゃおうか迷われている方も。。!

普通に暮らしていたら触れることのできなかった、とおいとおいブルンジの国、エフレムさんのことを知れて、そのおいしい味を実際たのしめて。。こんな風にコーヒーの世界が広がるなんて、ほんとうに素敵な出会いに感謝しかありません。

エフレムさんのおいしい味とすてきな世界を、てならい堂でもこれからもたのしく、少しづつでも広めていけたらなあ、と思っています。

参加いただいたみなさま、倉持さん、ありがとうございました!

★ちなみにエフレムさんの豆を扱っているのは、日本でまだ倉持さんだけ!てならい堂では販売してますので、ぜひ1度お試しくださいね。。!(スタッフも本気でおすすめ。。◎)