【てならい後記】石徹白に伝わる伝統衣”たつけ”をつくるワークショップ2
みなさんこんにちは。てならい堂スタッフのゆづるです。
日本で昔から愛用されてきた野良着のズボン「たつけ」を作る教室、第2回目の様子をお伝えします!
前回は布の裁ちの回で、2回目の今回からは縫いがスタートしました。
机にはたつけの特徴の1つ、直線裁ちで切られたパーツが並びます。
直線裁ちと聞いてなんとなく長方形のパーツなのかなと思っていたのですが、意外と三角形のパーツも多かったのが印象的でした!たしかに、直線裁ちであって直角に裁つとは言っていない…笑
そして皆さんの布の切り口やチャコがまっすぐ綺麗な事にも感動。
色々な角度から感心している間に、先生がさっそくパーツを手に取り縫う場所、縫い方の説明をしていきます。
たつけ教室では進み具合によって宿題が出るので、家に帰って一人でもちゃんと縫えるようにと先生の手元を動画で撮って残す生徒さんも。
どこをどうやって縫っていくかが分かったらアイロンをかけて、あとはひたすらちくちくと縫っていきます。
もくもくちくちくもくもくちくちく…。
結構細かく折り込んで縫う箇所が多く、1箇所縫ってはアイロンで跡をつけて次の箇所へ、という感じです。
生徒さんはお裁縫が趣味の方から縫い物はほとんど学校の授業以来という方まで様々で、時折お裁縫ビギナーの方が「この縫い代はどちらに倒すんでしょう…?」と困っていると、先生だけでなく生徒さん同士で教え合う場面もありました。
こういう時に、リアル開催っていいなと思います。
縫ってアイロン掛けて聞いて教えてまた縫っての手仕事の時間は和やかに進み、股マチを作る作業回は無事終了。
次回までの宿題箇所も先生にしっかりとレクチャーしてもらい、次回は早くもたつけの形が見えてくる予定です!