【てならい後記】どんな色に染まるかはお楽しみ!藍染めワークショップ
こんにちは!てならい堂スタッフのひかるです。
「染の里おちあい」で藍染めのワークショップを開催しました!今回は参加者の皆さまに「染めたい布(洋服等)」を持ち寄って藍染めをする会です。
今回、藍染めについて教えてくれるのは「染の里おちあい」の小川さん。藍染めについて知識豊富で、染めについての情熱も熱い方です!
最初に藍染めについてミニ講義。藍といっても実は48種類も色があるそうです!(そんなに多いとは・・・)他にも化学の視点からどうやって染料が布に染まるのか詳しく説明や、染めの方法も複数あることなど伺いました。
藍の葉を摘み取って30分以内に染める“生藍染め”。藍を摘んで発酵させて染める“蒅藍。
今回は”合成インジゴ“。合成とはいえ天然インジゴと全く同じ成分で仕上がりも良い、一番流通している染めの方法で染めていきます。
一通り説明が終わったら、次はメインの藍染め!早速持ち寄ってきた洋服や布を小川さんと相談しながら決めていきます。
気に入っていたけど、襟まわりがファンデーション汚れで切れなくなってしまった。色あせた剣道着を染められるか聞きたい。パッチワークをしたいから反物を染めたい・・・などなど、持ち寄ってきた理由も様々でした。
ベースの色や素材によっても染まり方は違うそう。紐や玉を使って模様を染める方法もあります。上部の写真は紐できつく縛って模様を出す方法にトライすることに!どんな柄になるかは染めてからのお楽しみ♪
室内から外に移動して染めをします。最初は小川さんが染めの方法をレクチャーして見せてくれました。
まずは布を水で濡らして、藍の染料に付けます。1分~3分くらいつけたら水で洗う。もっと濃くしたい場合は何度かこの作業を続けます。(長く付ける時は空気に3秒以上付けてはいけないのだとか!それを見張らないといけないので結構忙しいです。)
満足のいく色になったら、あと2回水で洗い、しっかりと絞る。
藍の染料をしっかり落として“止めの染料”に漬けます。
できるだけ濃く染めたいと時間をかけて漬けている方や、袖や裾だけ染めたいという方・・・染め方も人それぞれで見ていて楽しかったです。
参加している皆さんもお互いの染めの状況や仕上がりなど話しながら作業していてあたたかいい場でした♪
脱水機にかけて干して完成!
染料は一緒なのにまったく違う仕上がりになりました。しっかり乾くともう少し色が変化するようです。
洗濯すると色が落ちて染めた直後の色とは変わるそうですが、色の変化を楽しめるのもまた藍染めの良いところ!
てならい堂では他にも「染の里おちあい」での染めのワークショップを実施しております。
12月は「たまねぎの染め替えワークショップ」も実施予定です。興味のある方は是非ホームページをご覧ください♪