「支度をする時間」を考える、1月のてならい堂。
こんにちは。スタッフのひのです。2025年、あけましておめでとうございます!昨年はいくつか企画を担当させていただきまして、みなさんが楽しんでいる姿を直接みることができて嬉しかったです!今年もどうぞよろしくお願いします!
さて、新しい年が始まり、昨年から取り組んでることをさらに育んでいく人もいれば、新しく「事始め」する方もいるのではないかと思います。てならい堂では、自分にとって心地よく、社会にも環境にも良いことをしていると感じられる生活を、”こころよい生活”と呼んでいますが、そんな年初めだからこそ、”こころよい生活”に向けて、自分が「いいな!」と思うことに、どんどんトライしていってみてくださね。てならい堂を、ぜひその場としてご活用ください!
てならい堂では、さらに自分たちにとって”こころよい生活”を探すために、季節ごとにテーマを決めて、取り組んでいます。2025年 1月のテーマは「支度をする時間」です。
「支度をする時間」を考えるために、
てならいに参加してみる。
てならい堂神楽坂ストアに遊びに来てみる。
自身の生活の中で見つめ直してみる。
それぞれのやり方で、みなさんも自分にとってのこころよい生活を探してみませんか。
「支度をする時間」を考える、1月の話題。 |
1)”支度”ってどんなイメージ?
「支度」というと、みなさんはどんなことを思い浮かべるでしょうか?私は、ごはんの支度をする、身支度する、冬支度などの言葉がまず思い浮かびました。
ごはんだったら、母がエプロンをしてご飯を炊いたりまな板で野菜を切ったりしている姿。身支度だったら、朝の慌ただしい時間に顔洗ったり歯を磨いてる自分の姿。なんとなく、会話の声はなく、もくもくと、粛粛と進めるイメージ・・・。冬支度は、りすなどの小動物が、木の実を蓄えに森の中を奔走しているようなイメージ。大きなことへの備えというか。
改めて、みなさんは、どんなことをイメージしますか?どんな風景が目に浮かぶのか、ぜひ一度書き出してみて、一緒に深めていきましょう。
これはもう、主観の世界です。いろんなひとの意見を聞くのも大事ですが、みなさんの主観というのも大事です。てならい365日は、いろんなテーマをきっかけに、みなさん自身の主観、つまりは判断軸について深めていくような機会でもありますので。
言葉からのイメージをもう少し広げてみると、「支度」には、なにか目的がうしろに控えていて、そのために、順序立てて順番におこなっていくことというイメージもありそうです。先を見通した準備、みたいな。よく、「準備で8割決まる」というような話がありますが、「支度をする時間」というのは、その先に待っている事柄にとっても、とても大事な時間なのだと思います。
冒頭、「支度」というと、なんだか忙しない感じにも思えましたが、「支度をする時間」として考えると、じっくり時間をかけて、こころゆくまで十分に、などのイメージもでてきました。考えながらも納得するまでやってるイメージ。身の回りを整えたり、色々仕込んだり。そんなふうに考えると、「支度をする時間」というのは、こころよい生活に向かっていくのに、重要なことなのかもしれませんね。
自分のためだったり、誰かを思ってするものだったり、はたまた未来に向けたもの。どんな支度があるか考えてみたり、こころよい生活に向けた支度とはどんなものかを考えてみませんか?また、いつもよりちょっとじっくりと、支度してみる。そんなことにもトライしてみてもいいかもいしれませんね。この3ヶ月で、じっくり深めていってみましょう!
2)実際に生活の中で“支度をする時間”について考えてみる
・【販売会】年末年始、生活の身じたく展。
年末年始って、いつもより「支度」をする時間が多い気もします。「支度」という言葉は年末年始にも似つかわしいなと。
てならい堂では、年末より「生活の身じたく展」を開催してます。2025年もそれ以降もずっと、ともに暮らしていけるものを。ということで、そばつゆやお味噌、京だしなど、からだが喜ぶ”食”を揃えています。1年の始まりに体を整えたい方におすすめです。もちろん、とにかく美味しいものを食べたい方にも!
また、年始にもらうお札をきちんと祀りたいと思う方もいるのでは。岐阜で130年近く続く唐箕屋本店さんが、宮大工の技術を体験できるように、お札立てキットを用意してくれましたよ。宮大工の真骨頂、釘などを一切使わない木組みの技法を体感しながら、お札立てをつくってみるのもいいかもしれませんね。
その他の商品紹介はこちらにて。ずっと寄り添う生活道具、おうちでできるキットが豊富に用意してお待ちしてます◎
・ツヅクキモノの和裁教室 ~初めての運針~
年始の事始めにもおすすめ!参加したいけれど平日の夜の参加が難しい…と諦めていた方も、1月は日曜日開催が決定しましたよ!
そもそも和裁とは。洋裁がほどけないようにしっかり縫うのに対し、和裁では縫い直すことを前提として、ほどきやすいように縫います。昔の人は着物を羽織や布団に仕立て直し、その形を変えながら使い続けていきました。まっすぐな生地を直線で裁つので何にも使えない形のハギレが出ることがなく、そこからきんちゃく袋や小銭入れなどの小物もつくったり。
着物を自分でつくったり着たりする機会が少なくなった現代の私たちですが、和裁には多くの大切なことが含まれているような気がします。そんな和裁のココロを、実際に自らの手で針を動かして感じてみようというのが、この「初めての運針」です!
和裁の基礎中の基礎、「運針」。プロの仕立て屋さんからプロの技を伝授してもらいましょう!
・国産の麻でつくる、しめ縄飾りワークショップ
お正月のお飾りといえば、しめ縄。昨年11月のワークショップにはなりますが、新しい年を迎える準備として、また一年の締め括りとして、自分で作る、しめ縄飾りのワークショップを開催しましたよ。
一般には藁で作ることが多いしめ縄ですが、丈夫で貴重な国産麻を使ってつくる麻のしめ縄は、お正月のお飾りとしてだけでなく、そのあともインテリアとして楽しむことができるのも魅力です。
つくり方を教えてくれたのは、古くからしめ縄問屋として麻を扱い、長く活動されている創業110年の麻と注連縄問屋「麻光」三代目の江藤さん。麻のしめ縄飾り?気になる!という方はぜひワークショップの体験レポートをご覧くださいね。興味を持った方は、ぜひ今年の参加をお待ちしてます!
■【てならい後記】国産の麻でつくる、しめ縄飾りワークショップ
3)てならい365日のススメ
いかがでしたか。みなさんもぜひこの機会に、”支度をする時間”について考えてみませんか?てならい堂では、今月であれば「支度をする時間」といったように、あるテーマをもとに自分の生活を見つめ直してみる機会を「てならい365日」と名付け、お家でのセルフジャーナリングをみなさんにオススメしています。
やり方はとっても簡単。ノートを用意して、今回のテーマについて書き出してみる、以上です。どんなことでも結構ですし、関連することを実践してみたり、てならいに参加してみたり、やってみたいなと思うものがあればやってみて、それについて書いてみるのでも大丈夫です。
騙されたと思って書いてみると、書き出された文字を見て、不思議とどんどん新しい考えが思い浮かぶもの。書き出すノートはどんなものでも構いませんが、てならい365日専用オリジナルノートもありますよ。(ノートの購入はこちら)
そうやって自分の考えを進めていくことが、自分にとっての「こころよい生活」を見つけることにつながると思います。テーマへの取り組みに際し、ご感想等いつでもお待ちしてますので、もしよろしければ、てならいに参加した時や神楽坂ストアに来た時に、ぜひてならい堂のスタッフへ伝えてみてくださいね。なにかさらに新たな発見があるかもしれませんよ。
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「てならい365日」では、3ヶ月ごとに同じテーマに取り組み、毎月それについてお知らせしていきます。今後、てならいの参加者募集とともに、てならい便り(メルマガ)にてこのテーマについてご案内していきますので、まだの方はぜひこちらからご登録くださいね。
また、サポート会員のみなさまには、毎月頭、素敵なイラストと共に同テーマに関するハガキをお送りしております。もしご興味ある方は、どうぞこの機会に関心を持っていただけたらなと思います。サポート会員となって、てならい堂の活動を応援していただけたら嬉しいです!(詳しくはこちら。)
ということで、今月は「支度をする時間」ということに目を向けながら過ごしてみませんか?何から始めようかなと思った方は、まずは本ページを参考にしてみてくださいね。
今月もみなさまのご参加をお待ちしています!てならいの会場で、神楽坂ストアで、色々とお話ししましょう!