【てならい後記】竹林で竹を切るところからはじめる、竹細工丸ごと体感ワークショップ。<竹細工パート>
こんにちは。てならい堂スタッフのひのです。
先日、竹細工丸ごと体感ワークショップの2回目、竹細工パートを開催しました!
前回の会場である竹林とは打って変わって、神楽坂ストアでの開催です。今回は、あたたかい空間で、もくもくと作業をする時間となりました!
今回つくるおにぎり籠は、「さんかく」と「まる」の両方から形を選べました。基本的な工程は一緒なので、最初にみんなで一緒に底を編んでいきました。
先生が用意してくれた資料に沿って、竹ひごを編んでいきます。上にくることを「おさえる」といい、下のくることを「すくう」といいます。
こうして、順番に上下編んでいき、途中途中で「あや返し」といって上下のひごを組み替えることも取り入れながら、編んでいきました。
底を編み上げたら、次の作業に入る前に、いったん水にさらします。そして、今度は底から立ち上げの作業にはいっていきます。
この時以外にも、作業の合間合間で、霧吹きを使ってひごを湿らせていきました。ひごが折れるのを防ぐのと、編む時の滑り止めになるからだそうです。
立ち上げについて。手をチョップの形にして、つくりたい形を目指して、手の熱を使って折り目をつけていきます。
これだけ曲げても折れないかな?とこわごわしつつも、しっかりとここで折り目をつけてあげるのがポイントです。もちろん加減はありますが、そう簡単には折れません。
折り目がついたら、胴まわりを編む作業にはいっていきます。全部で3段立ち上げるのですが、最初の1段目が一番大変な作業でした。
六つ目編みでつくっている籠は、どの箇所をみてもおさえとすくいが交互になっていることが大事なので、そのことを一つ一つ確認しながら編んでいきます。
こちらは先生がつくってきてくれた、”受け”になる部分のおにぎり籠です。みなさんやり方は同じでつくっているものの、出来上がった”蓋”部分のおにぎり籠は微妙に大きさが異なってくるため、”受け”もいくつかつくっておく必要があるんですって。
なので、最後の方は、自分の”蓋”のおにぎり籠に合うサイズの”受け”を見繕って、そのサイズも合わせて微調整しながら編んでいきます。
3段目まで編んだら、はみ出ている部分をハサミで切って整えていきます。
そのあとは、ちょっと太めの竹を、縁につけていきました。それを、さらに白い紐のような籐(とう)という素材でかがっていきました。
完成!ころんとしたシルエットが可愛いおにぎり籠の出来上がりです!
おにぎりの他にも、蒸しパンやサンドイッチも入るかも?といった声や、鍵とか小物入れてもいいよね、なんて声もありました。
ワークショップは2回連続、竹林に入って竹を切り竹ひごをとって、それを使って編むところまでを体験しました。長い工程の分、それぞれに愛着のもてる一品になったのではないでしょうか。ぜひみなさん、生活の中で可愛がってもらえたらなと思います!
今回のワークショップで、竹を少しでも身近に感じてもらえたら嬉しいです。講師の本多さん、参加者のみなさん、どうもありがとうございました!