【てならい後記】漆をもっと探究する。松本先生の乾漆教室。最終回
こんにちは。てならい堂スタッフのてんです。
昨年秋から始まった乾漆のお教室が12月末に最終回を迎えました。
2024年に始まった新たな乾漆のお教室。めちゃくちゃコアなお教室もついに最後。
最終回は仕上げの回です。削り塗りを繰り返した表面はするりと滑らかに。
乾漆教室2回目の方は「先生の見本みたいにグラデーションやってみたいです」「今回はグラデーションにしてみようかな」「発色よくするのに、顔料に白漆でどうでしょう」
金継ぎ教室に通われている参加者のみなさん。決断がはやい!発案も勉強になります!
自ら使う道具も作ったり、先生が代用で使えるお道具を紹介すればすぐに買いにいく行動力もすごい。
こんなの使いやすいです、このお店にありましたとアンテナが張っていて凄すぎる。
こんなに「てならい」を続けて広げて楽しんでいて先生もスタッフも感動です。
さて、仕上げはおふたりが朱と黒のグラデーションに。ベンガラと黒呂色で塗っていきます。
グラデーションってなんとなくできそう!!って思いつつも、ポイントを知らないとうまくグラデーションにならず。
先生にポイントを教わりつつ境目も綺麗に仕上げてましたね。
もうお一人はピンクの顔料を使って塗っていきます。
このピンクの発色が乾いたときにどうなるかな〜とみんなしてワクワク。
白漆で顔料を混ぜて塗ったら発色が綺麗になるかな…と考えて先生と相談しながら進められていて研究の域ですね〜。
最終回はパパッと仕上げて結び!みなさん綺麗に仕上がりました!!
乾燥後、色がどんな風に落ち着き色づくのか楽しみですね。
今回で最終回ですが、乾燥のためお渡しは1月中になります。
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そして、こちらの乾漆教室『漆道場』に生まれ変わりました。
昨年よりホームページにて募集をはじめ、すぐに満席になりましたがご興味ある方は、お席が空く場合もあるので引き続きチェックしてくださいね。
漆を深く知り、向き合って作り上げていったり、直していったり。
そんな漆好きのために松本先生の漆道場で金継ぎをしてもよし、乾漆を始めてみてもよし、そんなお教室です。
漆道場のホームページはこちら