20170601_096

だしを自分でとるのであれば、もちろん美味しいだしが良いですよね。独特のホッとする香りが高いこと、濁りのない透明感のある黄金色なこと、青臭さや中途半端な味ではないことが美味しいだしの特徴です。

では、美味しいだしをとるにはどうしたらいいのでしょうか?株式会社 ミカコーポレーションの野中さんに伺いました。

美味しいだしをとるには、まず節の選びから始まります。お寿司やお刺身で食べる時は、大トロなど脂がのったものがおいしい魚とされるのですが、実はだしはその逆!だしの素材となる魚の節は脂肪が少ないものがいいのです。

理由はだしを「濁らせてしまう」「脂が酸化したようなすっぱい匂いをひきおこす」ということが起きるからだそうです。スッキリとした透明感があり、香り高いだしをとるには、脂身の少ない節を選ぶことをオススメします。

20170310_073

魚の節の選び方ですが、食べて「マズイ!」という魚から美味しいだしがとれるのだとか。「【だし】かつお節について知っていますか?」の記事で紹介した、「雌節」 「雄節」だと背の部分の「雄節」の方が脂肪分が少ないので、枯節では「雄節」の方が人気です。

少し脂肪があるほうがまろやかでいい、と言う方も中にはいます。実際に飲み比べてみて自分の好みを見つけてみるのも面白いかもしれません。

他には「茶褐色のカビが均等にかかっているもの」「傷や割れやすきがないもの」「尾の部分のシワが少ないもの」などをよく見て選ぶと良いそうです。

煮干しでは、頭や全体の形が整っていて表皮は青みを帯びた銀白色で光沢があるものがいいです。黄色く変色したものは生臭みの強いだしになりますのでなるべく早く使いきることをおすすめします。

どのかつお節や煮干しを買ったらいいかわからない…という方、この項目をチェックしてみてはどうでしょうか? どうぞお試しあれ!