クラフトフェアが、つくり手とつかい手が近づく場所だとすれば、つかい手の目線をつくり手の目線に近づける、そんなワークショップをご用意したいと考えました。二子玉川クラフトフェアでてならい堂が開催する2つ目のワークショップは、「ウルシとゴールドのアクセサリーワークショップ」。

漆と金、といえばお正月のお重のイメージでしょうか。けれど、今回できあがるのは、もっとナチュラルなテイストのもの。それは実は漆だからこそ、なんです。

木を削ってつくった土台に、様々な素材を組み合わせてブローチ(もしくはヘアゴム)にアレンジします。木の上に和紙を貼り、白漆の拭き漆を施したマットないい感じの素材感を、作家さんがこだわって下準備してくれました。

この素材の上に、更に金箔を漆で接着したり、あるいは直接漆で絵を描いて、好きな模様をつけて仕上げます。いくつもの自然素材を組み合わせたアクセサリーは質感たっぷりの仕上がり。親子はもちろん、お友達同士でのご参加も歓迎です。

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こちらのワークショップの講師は、漆作家の梅澤瑠美子さん。漆を使った箸やアクセサリーなどの小物を中心とした創作活動のほか、てならい堂の初めての金継ぎの講師もつとめてくれています。

学校で漆芸を専攻していた梅澤さんは、「漆がもっと身近なものになって欲しい」と言います。たしかに、塗り物や蒔絵のイメージが強いせいもあるのか、漆はなんだか取っ付きづらいですよね。

巷で売れている木のお皿はほとんどはウレタン塗装のもの。その安全性は保証されていますが、せっかくの木のお皿なのに表面は化学的な素材なのですな、、、と思わなくもなくもないですよね。じゃあ、自然の塗料がないかというと、あるじゃないですか、漆が。漆は塗り方によって様々な表情も可能です。

高級で手入れが大変なイメージだったり、はたまたそこに訳の分からぬ偽物が紛れ込んできたり、一言で言えば「ちゃんと分かってない」がゆえに、漆は日本人のくらしから随分遠いモノになりつつあります。けれど、最近では金継ぎも人気ですし、やはり自然の万能素材である”漆”が見直される時代なのではないかと、てならい堂は考えています。

私たちが道具を手にするとき、”素材”が何かということは、とても大切なこと。同様につくり手の側にとっても、「なぜその素材を使うか」は技術や経験や、あるいは思想の見せどころでもあります。

質感や模様をどのように表現するのか、ぜひご自身で実際に触れ、自然素材のアクセサリーを完成させてみてください。そして、その視点を持ってつくり手が集まるクラフトフェアを回れば、また違った発見があるかもしれませんよ。

まずは下書き。どんな柄にしましょうかね。

まずは下書き。どんな柄にしましょうかね。

金!本物の輝きはぜひその目でお確かめください。

金!本物の輝きはぜひその目でお確かめください。


使う道具はこちら。ブローチかへアゴムを作ります。

使う道具はこちら。ブローチかへアゴムを作ります。

講師の梅澤さん。「初めての金継ぎ」も担当してくれています。

講師の梅澤さん。「初めての金継ぎ」も担当してくれます。


場所 : 

二子玉川クラフトフェア
@二子玉川ライズ  中央広場・リボンストリート
東京都世田谷区玉川2-21-1

日時 :

2017年11月26日(日) 

①11:10~12:30
②13:00〜14:20
③14:40〜16:00
※作業の進捗によって、時間は前後します。

定員 :

各回5名。席に空きがある場合は、当日も受け付けます。

参加費 :

2,500円(税別)
※指導料、材料費込み
※クレジットカードでの事前決済をお願いします。

内容 :

木に和紙と拭き漆を予め施した土台に、金箔と漆で模様を付けてアクセサリー(ブローチorヘアゴムを事前に選んでください)を作ります。

*作品はその場でお持ち帰りいただけますが、お家で2日程度の乾燥が必要です。

持ち物: 特にありません。

漆かぶれについて:

接着等に、天然の漆を使用しますので、肌につくと被れる恐れがあります。

肌につかないよう手袋をご用意しますが、小さなお子様とご参加される場合は、十分にご注意ください。また、肌につかなくとも、体質によってはかぶれ易い方もいらっしゃる様です。また、かぶれに限らず、何事にも不測の事態は起こり得ますが、体験中に起きる事象につきましては、当社では責任を負えませんので、ご了承いただいた方のみご参加いただだき、体験中も十分にご注意ください。

その他注意事項:

※現地までの交通費等はお客様ご自身でのご手配、ご負担となります。
※スマホからお申込いただく際に、クレジットカード決済通信中に通信が途切れてエラーとなるケースがあります。カード決済をする際は、電波の安定した状況で行って下さい。