【おはなし会】ツクリ手のムギワラボウシ学
にっぽん てならい堂が開催している、つくり手を招いての「おはなし会」。
毎月、全国からお呼びしたつくり手たちに、道具のお手入れ法など、長く道具を使うために知っておいたほうがいいことから、ものづくりへの純粋な思い、あるいはマニアックな思いまで、生活者である私たちが、その生活をもっと豊かなものとするために、知っておいた方がいい物語を聞き出していこうと思います。
5月のテーマは「麦わら帽子」。
夏のお洒落アイテムとして皆さんもひとつは持っているかもしれませんね。かぶり心地はもちろんのことですが、かぶったときの可愛らしさやカッコよさ、そのシーズンの流行りのカタチで選んでいることが多いと思います。
でも、私たちがなぜそれに惹かれ「いいかんじ」とそれを選ぶのか。そこまでを考えたことは…あまりない気がします。
「麦わら帽子」とひと口に言っても、材料となる麦稈真田(ばっかんさなだ)の編み方や太さ、帽子自体のフォルムには、様々なものがあります。
そして、最上級のかぶり心地にするために、手作業で行われる多くの工程。さらには、できあがりのカッコよさだけではなく使うときの快適さを保つために、冬のあいだから職人さんたちが細かな作業を行っていること。
そこまで知ることができたなら、この夏の麦わら帽子の選び方は今までよりもっと、深く愉しくなると思いませんか?
田中帽子店は140年もの長い間、確かな職人技術で、たくさんの「日本人のための麦わら帽子」を世に送り出してきました。
“変化させていくもの”と”変わらずに守り続けていくもの”。そのバランスを、ときに思い切ってときに悩みながら、この先も続いていくための道を歩み続けています。
そんなお話をね、田中帽子店の若き後継者である六代目の田中優さんに聞いてみたいなと思っています。
そしてみなさんのね、麦わら帽子ストーリーなんかも聞いてみたいです。小さな頃の記憶とか思い出とか…きっとあるんじゃないかな。
麦わら帽子について考えてみたり人と語り合ったりなんて、いまの今までなかったと思いますが(笑)、みんなで一緒に、ムギワラボウシに想いを馳せてみませんか?
当日は、田中帽子店の麦わら帽子を皆さんにもかぶっていただきます。そのかぶり心地を感じながら、麦わら帽子の似合う場所で、みんなでピクニック気分で「ムギワラ学」しましょう。どうぞお楽しみに!
内容: |
今回は「ムギワラボウシ」をテーマに、田中帽子店六代目 田中優さんと一緒にあれやこれやと話してまいります。 |
日時: |
5月18日(土曜)13時〜14時半 |
価格: |
サポート会員価格0円/ゲスト価格700円(税抜) |
定員: |
10名 |
場所: |
東京 神楽坂周辺(新宿)の野外で開催します。 当日、雨天など野外開催が難しい場合は、別途お知らせいたします。 |
その他注意事項:
※現地までの交通費等はお客様ご自身でのご手配、ご負担となります。
※準備の都合上、キャンセルは1週間前迄とさせていただきます。
(田中帽子店 6代目)
田中 優
明治13年創業の田中帽子店。時代を経てミシンの改良などはあるものの、手作りによる生産の工程は明治期から現在に至るまで変わっていません。熟練の職人が作る伝統工芸品でありながら、現代のライフスタイルにアジャストさせた、「日本人に似合う麦わら帽子」をこれからも作り続けていきます。
https://tanaka-hat.jp/