手作り和菓子で楽しむ秋
こんにちは、てならい堂スタッフの加茂です。
すっかり涼しくなって、秋めいてきましたね。
秋といえば、食欲の秋!
てならい堂では、おうちで手軽に和菓子を作って楽しめる「秋を楽しむ練りきりキット」を販売中です。
四季折々のデザインが目にも美味しい和菓子の練りきりは、食べる芸術品ともいわれ、江戸時代よりお祝い事や茶席などで重宝されてきました。
四季を楽しむ気持ちやおもてなしの心がつまった和菓子の世界に触れながら、秋を楽しむひとときはいかがでしょう。
今回こちらのキットを作ってくださったのは、鎌倉創作和菓子 手毬さん。おもてなしのこころを大切にした、かわいいだけではなく、心温まるような和菓子づくりをされています。また、自分の手で作る楽しさも知って欲しいとの想いから、和菓子教室なども開催されています。
今回は、秋の3点「てまり菊・うさぎ・柿」を初めての方でも作りやすいレシピにアレンジしていただきました。
私も実際に作ってみましたので、その模様をご紹介します。
和菓子づくりははじめて!粘土細工などの立体造形はあまり得意ではないのですが、果たしてうまくできるでしょうか…
キットの他におうちで用意するものは、清潔な布巾と少量の水(ちょうどいい器がなく大きめの器に入れました…)、竹串。竹串は爪楊枝で代用しました。
まずは、いちばん簡単な「てまり菊」からチャレンジ!
はじめに生地をよく練って、レシピの「あんの包み方」を見ながら、あんを包んでいきます。真ん中がちょっと山になるような感じに形を整えていくのですが、これが、やってみると意外ときれいな形にするのは難しい… ササッと形を作っていく職人さんの技はやはり積み重ねのものなのだなあ、と実感しました。形が整ったら、付属のスプーンの柄を使って線を入れていきます。すこし緊張感を持ってすっすっと線を引いていくのは気持ちよかったです。
思ったよりうまくできて、テンションがあがったところで、次のうさぎを作っていきます。
うさぎは白い生地の下にピンクの生地がうっすら透けている二層生地。白とピンクの生地を重ねてから餡を包んでいきます。菊で形をつくるコツがつかめたのか、うさぎは1回できれいな形を作れました!耳を少し深くしすぎてしまいましたが、こちらもかわいくできました!
最後は、葉っぱが難しそうな柿です。
3つめなので、あんを包むのも手慣れてきました。実の部分はぼかしもきれいに入って、とても柿っぽいフォルムに仕上がりました。そして、難関の葉。付属のペーパーの上で生地を伸ばしながら作っていくのですが、これが一番難しかったです。少しぐしゃっとなってしまったのですが、実と一緒になると案外そのふぞろいさが葉っぽくハマりました。
うまく形になるかしら・・・と、少し不安でしたが、3つとも思ったよりも、ほんものっぽく仕上げられました!でも、やはりここがちょっとうまくいかないな・・・というところもあって、あらためて、あの繊細な造形の和菓子たちには職人さんの技や積み重ねがぎゅっと詰まっているんだなあ、と感じました。ここはあの感じで作られているのかな、とか、次から練りきりを見るのがさらに楽しくなりそうです。
生地を練る感触は気持ちよくて、線を引いたり、目をいれたり、葉を作る作業は、ほどよい緊張感があって、気づくととても集中していました。でも、案外短時間で仕上がるので、制作時間は撮影しながらで、3つで30分ほど。
できあがった後は、お茶といっしょに。食べるのがもったいなく、ちょっとずつ味わって食べました。
ほどよい甘さが緑茶にとてもよくあって、美味しい!集中した後なのもあり、甘さが染みこみました!
このところあわただしく過ごしていたのですが、手を動かして、ほっとひといきつく時間はやっぱりいいなあ、と思いました。ちょっと最近疲れているなあ、という方にもおすすめです、甘くて体に染みこみますし。笑
キットにはできあがった和菓子を入れるケースと箱も付いているので、ちょっとした手土産にも。自分で作った和菓子を持っていくのってなんだか素敵ですよね。また、生地のまま持っていって、一緒に作って食べるのも楽しいと思います。
基本は「練って、包む」なので、小さいお子さんでも一緒に楽しめますよ。
自分へのねぎらいや、大切な人とのひとときに。
手作り和菓子で、すてきな秋時間を楽しんでみてくださいね。
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