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こんにちは、スタッフのまつもです。

今回は神楽坂の子店で開催された、金継ぎ教室2回目「割れの接着と欠けのコクソ作り①」の復習をしていきましょう!

割れた破片を接着することと、欠けには刻苧(コクソ)で埋める作業を行いました。

まずは、糊漆を作ります。

糊はあらかじめ先生に作っておいていただきました。

上新粉と水を煮たものを使っています。上新粉はお団子作る時に使いますね。

糊は冷ましてから漆と混ぜないと乾かない糊漆ができてしまうので注意です。

糊のダマがないか確認しています。

糊のダマやムラがないか確認しています。

漆と糊は1対1で混ぜていきます。

ヘラで練るのは少し慣れないと難しいですね。
コツは、ヘラをガラス定盤に擦り付けるようにすると余分な漆がつかずに練りやすくなります。

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だんだんヘラの扱いも慣れてきました。

糊漆を作り終わったらラップで保護しておくと乾きを防げます。
接着する前に固定用のテープもあらかじめ用意しておくと作業がスムーズですね。

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ヘラを使って割れ部分全てに塗っていきます。

糊漆は、少なくても多くても良くないので、ちょうどいい加減で付けていきましょう。

糊漆をつける前に、テレピンで湿らせたウエスを用意しておくと手を拭きながら作業出来るのでやすいですね。

ズレないようしっかり圧着します。

ズレないようしっかり圧着します。

接着するときは、つけたり外したりすると、カピカピになってしまいます。つけたり離したりせずつけたままで、その中で調整すると失敗しにくいです。

テープで固定する前にはみ出た糊漆をヘラでとっておくとズレを発見しやすいです。ズレの確認は、目打ちなど先な尖ったもので段差を確認します。

テープで固定したら、接着の工程はひと段落。

 

次は、大きい欠け用に刻苧(コクソ)をつくります。

先ほど作った糊漆、骨材に麻の綿(コクソ綿)、地の粉を使います。

綿をチョキチョキ切り、糊漆に混ぜていきます。綿は、3分割して入れると硬さなどの調整がしやすいです。

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その後地の粉を入れます。量は全体の5分の1程です。

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色も変化して粘度みたいになってきました。

コクソは大体3mm厚くらい一度にのせられます。
たくさん盛りすぎると削るのが大変なので盛りすぎないことが大事ですね。

この後1か月ほど漆風呂で固まるのを待ちます。
今回は盛りだくさんでしたね。金継ぎのヤマでもある接着・埋めの工程でした。

次回は「割れの下地調整と欠けのコクソ作り②」です。