こんにちは。
てならい堂スタッフの山﨑です。

10月1日、多肉植物を育ててみるワークショップの2日目が開催されました。
「夏越え」をテーマにしたものの、この日はほとんどの参加者さんが半袖。
「今年は暑いですね〜!」と夏の暑さの名残を拭いきれぬ中ワークショップが始まりました。

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まずは6月に寄せ植えを行った多肉の鉢をみんなで見比べるのですが…
ふふふ、と恥ずかしそうにしている方がちらほら。
見せてもらうと、今年の暑い夏を乗り切ったけれど葉が落ちてしまったり枯れてしまった多肉植物たち。
心配ご無用、夏の間の様子を共有して一緒に原因を探っていきましょう!

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6月のワークショップで教えてもらったことを実践しながら、みなさん様々な工夫をして多肉植物を育ててくれていました。
どの地域にお住まいか、どんな場所に置いていたか、風通しの良さはどうだったか、多肉植物が置かれていた環境を近藤さんがお1人ずつ聞いていきます。

お水が足りなかった方もいましたが、元気がなくなってしまった当時のお話を聞いていくとお盆を境に元気がなくなってしまったという共通点が見えてきました。

お盆の時期に鉢を触ってみると熱がこもって暑かったことや、今年は夜の間気温が下がらなかったことが原因ではないか、とみんなで原因を考察。
多肉植物の原産地であるメキシコの夏は、昼間はおよそ30度でも夜は18度くらいまで気温が下がるので、今年の日本の夏は多肉植物にとって過酷な状況だったのかもしれませんね。

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もちろん、参加者さんの多肉植物の中には元気もりもりの子たちもいましたよ。
1日に4時間ほどしか陽の当たらない場所に置いていたら、暑すぎる夏にはちょうど良かったというお話もありました。
その年の状況によって植物の「いつもの場所」を変えてみるのもひとつの手ですね。
うまくいかなかったことも、うまくいったことも、共有することで全員にとって次の夏越えに備えるヒントを得ることができました。

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お披露目タイムが終わったら、次は植え替えをしていきます。
元気がなくなってしまった子をよけたり、踏ん張ってくれそうな子を残して、空いた隙間に新たに多肉植物を植えていきます。

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一方で、元気のある鉢は剪定を行います。
一見現状維持で良さそうに見えるのですが、もりもり元気な子たちが壁となり、内側の植物に十分に日が当たらず弱ってしまう原因になるからです。

4ヶ月前を思い出しながら、みなさんせっせと手を動かしていました。

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最後にこれからの育て方についてお話し。
夏が終わって秋と冬。
夏と注意するところは変わりますが、育てる際の一番大切な部分は変わりません。
多肉植物との生活を楽しみながら、末長く、楽しく育て続けてもらえたら嬉しいです。

追伸
ワークショップ中に「食べられる」多肉植物の話で盛り上がり、参加者さんが自宅で元々育てていた多肉植物の葉をいただきみんなで食べてみました!
甘味のないりんごのような味で、癖がなく食べやすかったです。
ジャムにしたり料理に使用する方もいるそうですよ。
多肉植物を通じて、いろんなお話で盛り上がりとっても楽しい2日間でした。

参加してくれたみなさん、近藤先生、ありがとうございました!