暮らしのコラム #08 穏やかな、春の雨に
「暦の上では…」という会話をよく聞きますね。
暦の上では春。
暦の上では夏。
暦の上では、いつも「始まり」が起点になっていて、
感覚的には、ほんの少し季節が先行している。
つまり、季節の先取り。
暦って、オシャレなんです。
そんなオシャレな“暦”が告げる“今”は、「穀雨」(こくう)。
4月20日頃から立夏までの期間をあらわしますが、
春雨が百穀を潤すことから名付けられたもので、
雨で潤った田畑は種まきによい時期とされています。
昔から、この日に合わせて田畑の準備をするのだそうです。
さぁ、みなさんは、今年はどんな「種」をまきますか?
文 / 増村江利子
国立音楽大学卒。Web制作、広告制作、編集を経て現在はフリーランスエディター、ライター。一児の母。主なテーマは、暮らし、子育て、食、地域、エネルギー。暮らしの工作家。毎日を、ちょっぴり丁寧に暮らしたいと思っています。