【てならい後記】毎月、繕う事にじっくり向き合う。さらに楽しむダーニング教室4月 金曜コース
こんにちは。 てならい堂スタッフのてんです。
新学期、新生活、年度始まりの春の4月
今月より6回開催のダーニング教室 金曜日のコースが始まりました!!
毎月1つダーニングで使用するスティッチを学び、段々応用していくこの回は
初めての方も ダーニングをしたことがある方も 楽しく学べるコース。
教えてくださるのは、Darning by HIKARU NOGUCHIの
野口さん公認インストラクターの中須賀先生です。
先生は大学時代から野口さんのお知り合いで、
今は公認インストラクターとしてご一緒にお仕事をされています。
野口さんは元々、ニットデザイナー。ご自身がデザインされたニットが
「経年劣化でほつれたりするのがどうにかならないかな〜」と考えていたところ
イギリスのレイチェルさんが、派手で 楽しい繕いのダーニングをされているのを見て
「これがいい!!」となったそうです。ダーニングって明るい繕いでウキウキ楽しいですよね。
最初は6回コースで学ぶ内容の概要と自己紹介のお時間。
今回は 初めての方も、実際にお家でやられてた方もご参加いただき
やったことがある方は先生の指導のもと、新たな発見や学びを
初めての方はスティッチの習得を楽しく続けていただければ嬉しいです。
さてさて、初回は『ゴマシオスティッチ』
シミや黄ばみ、生地の薄くなったときにおすすめのスティッチです。
ダーニングで使用する糸は基本は毛糸が多いですが、講座では先生にお持ちいただいた
様々な色の糸からお選びいただき、糸の素材の説明もいただきました。
野口さんがニット屋さんで探したり、中須賀先生がイタリアなどで輸入された糸が揃います。
先生曰く『可愛い!!で決める。』カシミヤの生地はカシミヤの糸ととらわれずに
さまざまな糸を使用するのが面白いところ。
ゴマシオステッチは見える部分はちょびっとですが、クルンクルンと縫うため
糸をたくさん使用する分、補修力があり 伸び縮みがあるのがメリットです。
針は木綿の針だと細いので、フランス刺繍針やとじ針がおすすめ。
布を張って置く土台の道具はヨーロッパはきのこ型が多いそう。
お繕いの文化は全世界共通なので、日本も同じようなお繕いがありました。
何を使用していたのかというと様々ですが日本では昔、電球も使用していたそう!!
他にも日常でこれ使える!!ってマッチしたものを使用されていたようです。
例えば、お玉や本を使ったり、マジックペンも使ったり モノは使いよう
日常生活にあるものでも代用できるのもありがたいですよね。
でもやはり、日常品で使っていくと少し使いづらさなどもあるのが事実
そこでDarning by HIKARU NOGUCHIでは、使いやすいように道具の考案販売もしております。
こちらは最後にまた紹介いたしますね!!
(ダーニングマシュルームはめっちゃ可愛いので、インテリアにもなっちゃうキノコさんです)
さあ、説明が終わったら
先生がまずデモンストレーションで縫ってくださいます。
みなさん先生の手元に集中。
先生の縫ったのを見た後は、好きな糸を選んで実際に繕いタイム。
それぞれ使用する糸や縫い幅で個性光るゴマシオです。
下一列終わったら、上に次の段のゴマシオ。終わったら
次は横から段々にゴマシオスティッチを施していきます。
糸の色を変え、素材を変えてみたりしつつ
まったりチクチク繕い時間—
先生が見て回ってくれるので、不安点やわからないことがあればすぐ対応してくれます。
最後に出来上がりをみなさんで共有発表〜!!
\ジャン/
それぞれの個性光る 仕上がりでどれも可愛いですね
裏面も見てみると、これまた可愛いんです〜
こう見てみると、ゴマシオスティッチってポツポツでも
糸でしっかり補強されているんだなってわかりますよね!!
リバーシブルにしても素敵〜〜♪
宿題にお家で復習分の糸数本お持ち帰りいただき
第一回楽しく結びました。
先生が毎度選りすぐりの糸や針かけなど持ってきてくれるので
気になる方は帰りにご購入もいただけます。
私も生徒さんと一緒に選んで購入してしまいました笑
最後に、先生は楽しく気持ちよく続けるために糸は短めで
「やらなきゃ…。」が続くより
「今日はここまでできた〜!!」の気持ちを大切に
一つ一つのダーニングを楽しんでほしいとお話しされてましたね。
せっかくならどんどん可愛く
素敵になっていく 魅せる繕いを楽しんでいきましょう~!!
ご参加いただいたみなさん、先生ありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。
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【ダーニングマッシュルーム】
土台になるダーニングマッシュルームは当店およびオンラインでもご購入いただけます。
お家作業のお供に便利ですので、気になる方は下記リンクよりどうぞ。