過食をおさえ太りにくい食事を助けてくれたり、塩分のとり過ぎをおさえてくれたり、食生活においてさまざまな嬉しい効果をもたらせてくれる「だし」。

「だし」をひくことに興味はあったけど、なんだか面倒な印象があって一歩が踏み出せない。そもそも自分でだしの「とり方」を知らない…。と思ったので、「だしのとり方」覚えてみようと思います!

株式会社ミカコーポレーションの野中さんにだしのとり方を教えていただきました。

用意するもの

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・昆布 10g
・かつお節 25g
・水 1L

手順

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1. 昆布は軽く表面を拭いたあと、水が入った鍋に入れ沸騰しないくらいの温度(約70℃以下。弱火〜中火。鍋にふつふつと泡立つくらいが目安)を保ちながら煮出す
火にかける前に冬は1〜2時間ほど、夏は30分ほど鍋につけておくと、より一層美味しいだしをとることができます。沸騰させてしまうと粘り気と雑味が増えてしまいますので、注意が必要です。

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2. 昆布を取り出し、中火にし沸騰してきたらかつお節を入れる

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3. かつお節を入れたら、すぐに火を止め2〜3分置く
血合い(魚のちょっと黒くなっている部分)が多く入っていると、味に臭みや雑味がでやすくなるので一度沸騰したら、火を止めてから節を入れると良いそうです。

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4. ザルの上にキッチンペーパーなどの厚めの紙をひき、濾して完成!
紙は厚手であればコーヒードリッパーや、和紙など何でもOKです。

なんと4ステップでだしってひけるのです!もっと手順があって面倒なものだと思っていたのですが、これなら生活に取り入れられそうですね。

※ だしは酸化が早いですので、なるべく早くお召し上がりください。

野中さんからのワンポイントアドバイス

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だしの美味しさを最大に引き立てる塩分の量の目安は0.6%なんだとか。0.6%ってパッとはイメージできないですよね。

600mlの水でお味噌汁をつくる場合だと、味噌の塩分濃度はものによりますが10〜12g。今回12gと仮定すると、600mlだと約30g(水の量÷塩分濃度×0.6%)必要となります。軽量スプーンだと味噌は大さじ1杯18gくらいなので、大さじ1杯+2/3杯となります。大さじ2杯弱を目安にすると、ちょうどいい塩分量になるようです。

塩分濃度などや、大さじ・小さじのグラム変換は検索すると出てくるので、調べてみても面白いですよ!

また、今までだしひいたことはあるけど、あんまり上手にひけない… おいしくひけたことがないという方は、「昆布を変えてみて!羅臼昆布がおすすめです。」と、野中さんがアドバイスをいただきました。

手順はわかったけど、量がたくさんはいっている昆布とかつお節を揃えるのははじめの内はハードルが高い、まずは一回試しにだしを自分の手でひいてみたいという方に、にっぽん てならい堂ではワークショップへ!

 

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