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株式会社ミカコーポレーションでは、天然素材をつかった「だしパック」、おからとだしでつくった身体にやさしいお菓子「だしっぷす」、粉末だしの「おだしカクテル」など、だしの魅力やおいしさを伝える製品を数多く企画・開発しています。

「おだしカクテル」は、かつお・いわし・あご・昆布など、5種類のだしを自由に組み合わせて、自分の好きな味にカスタマイズして使える粉末だしです。

食卓に置いて置けるような瓶タイプで、ドレッシングや醤油などの調味料に入れて味の変化を楽しんだり、パスタやお茶漬けに一振りするだけでサッと調理しただけでも、本格的な味になるのが特徴です。

市販の粉末だしは袋に入ったものが多く、塩や醤油のように食卓の机に置いてあり、個人が自分の味覚にあった味に調整ができるようなだしの製品があったらいい、という美香さんご自身の体験から誕生しました。

かつお昆布の合わせだしという定番だけではなく、さまざまな種類の素材のだしに触れて、掛け合わせて楽しんでほしいという思いも込められています。

 

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この「おだしカクテル」一番こだわっている部分はその製造方法です。なぜなら、だしが持つ本来の美味しさを保つためにはいかに製造過程で高熱を加えないで加工するかと言うことが重要だからです。

「高熱が加わると旨味や風味が飛んでしまいます。なので、独自の機械をつかい機械自体を氷と水で冷却しながら、常に一定の温度を保って、ゆっくりとパウダー状にしていきます。」

「美味しさを保つために、ゆっくりと製造していくので、1時間に15本くらいしか生産ができません。」と、美香さん。

製造方法にこだわる理由として、「製法を変えることで、だしのおいしさを最大限に引き出せるのであれば、そこにこだわるべきだと思いました。」と話してくださいました。

無駄や捨てるところを最大限に減らすこと、素材を丁寧に扱うことで、生きていた魚や野菜・きのこ達が喜ぶかたちになるよう、製法を日々試行錯誤しているそうです。

つくり手が生きていた魚や野菜たちの思いを汲み取って、一番おいしい状態で消費者の元へ届ける姿勢こそ本物なのではないでしょうか。