三連休の最後は、大人の絵日記漬けの一日を。
プロの絵日記講師から絵日記を学ぶ。
今回のワークショップは二部構成で、一日がかり。
前半戦の講師は、シオザキサワさん。
職業は、なんと絵日記講師。
プロとして、絵日記の書き方講座を開催している方です。
授業中の落書きが高じて、その後書き溜めた絵日記は、16年分にも!
「言葉と絵に書き出した素直な気持ちが、大人のあなたの心の中にある子ども心を目覚ませます」とはサワさんの言葉。
絵日記講師から、絵日記作りのノウハウを学び、実践してみましょう。
絵心が無いので、、、難しそうと思うあなたにも、日記とか三日しか続かない自信あります!というあなたにも、楽しく続けるためのポイントを教えてくれるそうです。
絵日記帳にはサワさんも使用している「ほぼ日手帳」を推奨しています。
毎日を振り返り、言葉と絵に託していくことで、1年後にはあなたの一年史ができあがります。
ほぼ日ですし、あまり欲張らずに、毎日でなくても、いいのかもしれません。笑
ただ、一日の終わりに、五感をフルに使って、言わば自分と対話する様なその時間は、日々への感謝や、日々を楽しむ力、そして優しい眠りを、もたらしてくれる様な気がしますね。
絵日記を学んだ後は、絵日記帳のカバーを作る。
そして、ランチを挟んでの後半戦は、絵日記帳のカバー作り。
制作する絵日記カバーは、ほぼ日サイズのカバーですが、文庫本サイズですので、「ほぼ日」を使っていない方も、文庫本カバーとしても使ってもらえます。
講師は、フリーのプランナー/ディレクターとして活躍されている福島三千代さん。
福島さんは、「旅する手芸部 ハサミ ト イト ト タビ」を主催。
旅の途中で出会ったボタンやビーズやレース等を使ったワークショップを開催し、旅のカケラとキオクを引き出して制作する活動をされています。
今回は、福島さんに習う、「ほぼ毎日手にするかもしれない絵日記手帳用カバーを手縫いで仕立てるワークショップ」、です。
福島さんが、ワークショップを紹介されていた文章が、とっても素敵だったのでそのままご紹介しますね。
““
一枚の布から写真のカバーを手縫いし、思い思いのマテリアルを付けていく。
思い出を束ねるようにステッチを重ね、キオクを紡ぐ時間。
マテリアルの思い出を語ることでキオクを掘り起こし、また、そのマテリアルを交換し合ったり、その回だけの秘密を共有する様なキモチ。
””
旅先で思わず買ってしまったボタンや、片方になってしまったピアスなど、大切な思い出のカケラを持ち寄って、カバーにチクチク縫い合わせると、自分だけのオリジナルストーリーを持ったカバーが完成!
なんだかとってもワクワクしますね。
うまく出来るかなと心配な方も、皆と先生が持ち寄ったマテリアルを活かしたデザインを、先生が一緒に考えてくれます。
そして、365日かけて綴る絵日記帳を、365日かけて育てるべく、例えば、その日の気持ちを、カバーにワンステッチを加えていくなど。
流石にそちらの世界で活躍されているプロならではの、素敵なセンスの提案が満載です!
生活道具を自給自足。キュレーターはFLAGS代表北川氏。
ちょっと話は変わりますが、てならい堂が紹介する体験をもっともっと増やしていく為に、今後、外部のキュレーターさんによる提案も増やしていく予定です。
外部のキュレーターさん1号は、お馴染みのFLAGS SHINKIBA改め、FLAGS代表の北川さん。
これまでの、新木場のKUKUNOKIという名の木工ショップを拠点に活動する「FLAGS SHINKIBA」から、拠点を更に広げた次の展開をめざすべく「FLAGS」としてリニューアル。
職人やクリエイターなど、自分の「旗」を掲げる全ての人が、情報発信し交流できるターミナルとして、ディレクターの北川健太さん(30)を中心に、毎週の様にさまざまなイベントや企画を実施するプロジェクト。
そのFLAGSさんが実施するワークショップのテーマが、ズバリ「日々是創造 ~生活道具を自給自足しよう~」。
うん、ズバリです。
工場でつくられるもの、職人の手仕事でつくられるもの、自分でつくるもの、それぞれに違った意味合いがあって、一概にどれが良いとか悪いとか言えるものではないですよね。
ただ、生活道具を自分で作るとなると、「私は自分で作る派です!」という人であっても、結構なハードルがそこにはあります。
通常は踏み込まない職人の領域にあえて踏み込むことで、当然これまでの暮らしには存在してなかった、全く違うストーリーを持った生活道具を、手にしてもらえることと思います。
あるいはこの体験を通して、身の回りにある道具に刻まれた職人の仕事の深さを知り、その道具たちがまた、違った輝きを放ち始める、、、
職人と一緒に始める日々の生活道具の自給自足、それがこの「日々是創造」のコンセプトです。
三連休の最後は、大人の絵日記漬けの一日を。
しつこい様ですが、テーマは大人の絵日記。
きっと、絵日記と対話する時間がある暮らしは、丁寧で豊かな暮らし。
絵日記とともに絵日記帳カバーにも気持ちを綴れば、365日後にかけがえの無いご褒美が手に入るはず。
そんな素敵な一年のスタートとなる、素敵なストーリーに満ちたワークショップではありますが、てならい堂が、今回、敢えてお勧めしたいのは、このワークショップを考えた「人」達。
自分の暮らしを豊かにすることを考え、そして実践している賢人達と時間と場所を共有することは、あなたの人生にも、思いも寄らない副作用を及ぼしてくれるでしょう。
刺激的な人たちに囲まれ、そして翻って、自分と向き合う濃密な絵日記漬けの一日が、皆さんをお待ちしています。