「発酵する生活を手に入れる」を考える、1月のてならい堂。
こんにちは。昨年子どもが1歳を迎え、お休み期間からてならい堂にもどってまいりました、スタッフのひのです。はじめましてのみなさまもお久しぶりのみなさまも、改めまして、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2023年、みなさんはどんな年始を迎えましたか?
今年は間に合わなかったのですが、わたしは来年こそ、臼と杵でお餅つきをやりたいなあと密かに思ってます。てならい堂スタッフ間でもやりたいなぁという声がでているとかいないとか・・!(写真は島根県に行った時に参加した味噌づくりの様子です。ここでは臼と杵を使って大豆を潰していました。お餅ではありません。笑)
さて、てならい堂では、自分にとって心地よく、社会にも環境にも良いことをしていると感じられる生活を、”こころよい生活”と呼んでいます。これまでもそれを知るための様々な機会を模索してきましたが、さらに自分たちにとって”こころよい生活”を探すために、3ヶ月ごとにテーマを決めて、取り組むことにしています。
2023年 1月のテーマは「発酵する生活を手に入れる」です。
「発酵」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか??味噌、醤油、糠漬け、チーズ、パン・・・などの発酵食品を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。では、「発酵する生活」って・・?
今回のテーマでは、発酵食品から発想を得て、ちょっといつもとちがった視点で「発酵」について考えてみれたらいいなと思います。みなさんのこころよい生活に、少しでも近づけますように。
「発酵する生活を手に入れる」を考えるために、
てならいに参加してみる。
てならい堂(ひみつの小店)に遊びに来てみる。
自身の生活の中で見つめ直してみる。
それぞれのやり方で、みなさんも自分にとってのこころよい生活を探してみませんか。
「発酵する生活を手に入れる」1月の話題。 |
1)発酵食品をつくってみて見えてきたこと
ここ数年の感染症流行で、改めて免疫力アップを意識した人も多いのではないでしょうか。なかでも発酵食品を食事に取り入れることはわりと手軽にできることなので、食べることが増えた人も多いのでは?腸活ということばもよく耳にするようになりましたよね。
「食べたものが身体をつくる」とはよく言います。それこそ身体は一生付き合ってくものですから、私も健全な身体のために、なるべく体が喜ぶものをなるべく食べたいなぁと思っています。そして、手作りするのも好きなので、味噌、梅干し、塩麹、甘酒・・などは毎年自分でつくるのが恒例になってきました。「自分でつくる」といっても、今は麹はお店から取り寄せているので、完全な手作りとはいえませんが、いずれ麹菌から麹をつくるところまでできたらいいなと野望を抱いています・・!そのほか、お醤油やキムチ、天然酵母のパンなどもいつかつくりたいと思ってます。気長にちょっとずつチャレンジしていき、つくれるものを一つでも増やしていきたいですね。
自分の手でつくったものを食事に取り入れられると、なんだかそれだけでちょっと幸福度が上がる気がするのはなんなんでしょうね。美味しくて日持ちもして、あると便利だなと思うのはもちろんのこと、そんな気分になれるからこそ、こうやってチャレンジを続けていけているのだと思います。
つくっていて、いつも思うのですが、まるで、発酵食品は生き物のようだなと思います。一緒に生活しているようで、ちょっとずつ愛着が湧いていく。
生きて活動して変わり続ける。発酵食品ってすごいですよね。時間を置くと、化学変化のようなことが起きて、美味しい食べ物に変化していく。人によってはその癖のある匂いや味が苦手かもしれませんが、それも旨味となる。でも適当に置いておくだけだと腐ってしまう。手をかけすぎてもダメだけど、ある程度手をかけて変化していく。ちょうどいい塩梅で、わたしたちはその環境づくりをほんの少しお手伝いする。発酵の難しさでもあり、それが醍醐味かもしれません。ちょっと手間もかかるけど、自分が関与して育つって、楽しい気がします。
また一方で、私たちがお世話して育てている気がするけれど、実は発酵食品たちは自ら育っているのだとも思います。もともと力を持っている。なんだか子育てみたいだなって思います。
こんなふうに、一つの発酵食品をつくることを通して、つくったときにみえる変化から、いろんなことが感じられるかもしれません。私たちの生活へ参考になることもあるかもしれません。
ここで紹介したもの以外にも、みなさんは、どんな発酵食品をつくったことがありますか?またそのとき、どんなことを感じましたか?まだつくってみたことのない方は、どんな発酵食品に興味がありますか?
新しい年を迎えた今、ぜひ一緒に、「発酵する生活を手に入れる」について考えてみませんか?
2)実際に“発酵する生活”を取り入れてみる
・味噌蔵と繋がるオンライン100人味噌仕込み2023春
発酵といえば、やっぱりお味噌。てならい堂がオープン以来毎年開催してきた手前味噌仕込みのワークショップ、今年もオンラインで開催です!なお、4月にもリアル開催を予定しています。
教えてくれるのは、新潟の新飯田地区で80年続く丁寧に味噌づくりを続ける『糀屋団四郎』の4代目藤井さん。藤井さんには現地新潟からアドバイスをいただきます。味噌蔵の中もせっかくなので少し見学させてもらいましょう。オンラインなので、全国どこからでも、お子さんも安心して一緒に参加していただけますよ。
糀屋団四郎さんがこだわり抜いた素材をみなさんのお手元に事前にお届けしますので、この機会に美味しい味噌と、お味噌の作り方を手に入れましょう!
■【てならい】味噌蔵と繋がるオンライン100人味噌仕込み2023春
・SUGIDOCO ぬか床キット
お味噌と一緒に、ぬか漬けも食卓にどうぞ。漬けるだけで野菜の旨味がまし、野菜がさらに美味しく食べれますよ!
ぬか床は生きてるのでかき混ぜたりする必要はありますが、ぬか床の入れ物として使っている、九州の天然杉を使用した”SUGIDOCO”が調湿機能を兼ね備えているので、ぬか床に増えた水分を水抜きする作業がいりません。そのため初めてぬか床を楽しむ方にもおすすめですよ。
ちょっと手間に感じるかもしれませんが、その一手間をかけることで、あの旨味たっぷりのぬか漬けに出会えますよ。2023年、ぬか漬け生活始めてみませんか?
3)てならい365日のススメ
てならい堂では、今月であれば「発酵する生活を手に入れる」といったように、こういったテーマをもとに自分の生活を見つめ直してみる機会を「てならい365日」と名付け、お家でのセルフジャーナリングをみなさんにオススメしています。
やり方はとっても簡単。ノートを用意して、今回のテーマについて書き出してみる、以上です。どんなことでも結構ですし、関連することを実践してみたり、てならいに参加してみたり、やってみたいなと思うものがあればやってみて、それについて書いてみるのでも大丈夫です。騙されたと思って書いてみると、書き出された文字を見て、不思議とどんどん新しい考えが思い浮かぶもの。書き出すノートはどんなものでも構いませんが、形から入りたいという方(笑)向けに、てならい365日専用ノートもありますよ。(ノートの購入はこちら)
そうやって自分の考えを進めていくことが、自分にとっての「こころよい生活」を見つけることにつながると思います。そして、もし気づきがあれば、ぜひ心のうちにとどめておいてください。また、よろしかったら、てならいに参加した時やひみつの小店に来た時に、そっとてならい堂のスタッフへ伝えてみてください。なにかさらに新たな発見があるかもしれませんよ。
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「てならい365日」では、3ヶ月ごとに同じテーマに取り組み、毎月それについてお知らせしていきます。今後、てならいの参加者募集とともに、てならい便り(メルマガ)にてこのテーマについてご案内していきますので、まだの方はぜひこちらからご登録くださいね。
ということで、まずはこの3ヶ月は、発酵するものやことに目を向けながら過ごしてみませんか?「発酵する生活を手に入れる」を考えるにあたり何から始めようかなと思った方は、まずは本ページを参考にしてみてくださいね。
みなさんの発酵する生活についても、ぜひご感想お聞かせてください。また、「こんなことも知りたいよ」などご要望もありましたら遠慮なくお問い合わせフォームやメルマガにご返信ください!
今月もスタッフ一同、みなさまのご参加をお待ちしています!てならいの会場で、ひみつの小店(神楽坂)で、色々とお話ししましょう!