「素材の意味を考える」、7月のてならい堂。
こんにちは。スタッフのひのです。
夏といえばトマトやオクラなどの夏野菜が美味しい時期。私も畑で育てているトマトたちがそろそろ色づいてきたので、順次収穫しています。去年は赤くなるのを待っていたら、鳥たちに先を越され泣きを見たので、今年はちょっと薄かったり青い部分があってもとってみました。
ちょっとはやいかな?と思っていたその子たちも、台所に置いておくと追熟していい食べ頃に。・・・ミニトマトといえば、小学生の時に生活科の授業でプランターで育てた記憶がありますが、最近の小学校でもやっているんでしょうか。当時ミニトマトが大好きだったので、食べるのが待ち遠しかった記憶があります。(今もさほど変わらない・・笑)
さて、てならい堂では、自分にとって心地よく、社会にも環境にも良いことをしていると感じられる生活を、”こころよい生活”と呼んでいます。これまでもそれを知るための様々な機会を模索してきましたが、さらに自分たちにとって”こころよい生活”を探すために、3ヶ月ごとにテーマを決めて、取り組むことにしています。
2023年 7月のテーマは「素材の意味を考える」です。
「素材」といわれて、みなさんはどんなものが思い浮かびますか?また、身の回りにある素材の種類はどのくらいあるでしょうか?木のまな板、鉄のお鍋、プラスチックのタッパ、ステンレスのハンガー、革のお財布・・・など、たくさんの種類がありますよね。今月は、そんな生活の身の回りにある「素材」について、ちょっと深く考えてみたいと思います。
「素材の意味を考える」ために、
てならいに参加してみる。
てならい堂神楽坂ストアに遊びに来てみる。
自身の生活の中で見つめ直してみる。
それぞれのやり方で、みなさんも自分にとってのこころよい生活を探してみませんか。
「素材の意味を考える」7月の話題。 ・一年の真ん中で。自分の願いをみつめる『星と色、五感と思考のワークショップ』 ・【夏休みに!】簡単!本革”がまぐち”を2つも作れるワークショップ |
1)”素材”をみつけてみる。
「素材の意味を考える」ということで、まずは「素材」そのものに着目してみましょう。あなたの身の回りの素材には、どんなものがありますか?そもそも「素材」ってなんでしょう?辞書的には、材料、原料といった意味があり、食べ物や服、家具などいろいろなものを差して使います。たとえば木、金属、プラスチックなど・・・。
でも、”木”と一口にいっても、いろいろある。家の中にある、”木”でできた道具を集めて見渡してみるだけでも、その多様性に気づくはずです。おうちに木の道具がある方は、一度それらを集めて眺めてみるのも面白いと思います。
私はというと、普段使っている道具以外にも、子どもに買ったいろんな種類の木でできた積み木があったので、これを改めてみてみました。ブナやくるみ、栗や桜など、色味も違うし、木目の入り方、鳴らした音なども違ってて、面白い。香りもちょっと違います。こんなふうに、道具を集めてみて、匂いだったり、肌触りだったり叩いてみた音だったり感じてもいいかもしれませんね。
木の種類によって特徴がそれぞれあり、個性がある。まとめて”木”の素材と言ってしまうことが多いけれど、改めて道具を眺めてみて、その種類だったり奥行きがあることに気付かされました。
素材に限らず、マクロな視点ではなくミクロな視点でみてみる。カテゴリーにとらわれずにその解像度を上げてみる、というのは、私たちの世界をすこーし広げてくれるかもしれませんね。
他にも、やきものには陶器と磁器があり、どちらも土でできていますが、その土の主成分が何かで性質がだいぶ変わります。陶器の中でも白土、黒土などありこれらも顔料を含んでるものだったりで焼き上がりの雰囲気もだいぶ変わってきます。”土”とみるのではなく、何の土か意識してみる。
それがなにでできているか、素材に注目してみる。
アクセサリーなどでは金、銀、銅、プラチナ、真鍮。洋服だと綿、ウール、シルク、麻、ナイロン、ポリエステル。台所では、アルミニウム、スチール、ステンレス、ゴム、ガラスなどなど。生活の中に、いろんな素材が見つけられると思います。
今月は、そんな「素材」たちとぜひ仲良くなってみましょう。仲良くなるために、
その1、いろんな素材を集めてみる。
その2、目を瞑って素材を触って感じてみる。
その3、その素材を形容してみる。
なんてことをやってみても面白いかもしれませんよ。
ちょっと時間をかけてみてみると、それぞれの素材の”顔”が見えてくると思います。「素材には何がある?」この問いかけをもう一度してみると、今度は違った答えが出てくるかも。
ということで、まずはどんな素材が身の回りにあるのか、ぜひ探してみてくださいね。素材をみつめてみることは、”こころ良い生活”を探すヒントにつながるはずです。
2)実際に“素材の意味”を生活の中で考えてみる
・一年の真ん中で。自分の願いをみつめる『星と色、五感と思考のワークショップ』
“紙”の中でも、”美濃和紙”をつかったワークショップのご案内。美濃和紙を折り紙として使い、星形のオブジェをつくっていきます。いつもとは一風変わって、モノを作ることそのものよりも、そのつくる過程で生まれる”自分の思考”にフォーカスした人気のワークショップです。七夕が近いこともあり、7角の星をつくっていく予定ですよ☆
自分の手を使って形を作るということ、その中で普段気づかない自分の思考に目を向けるということ。難しく考えずに、感じるままに選んで、手を動かして。いつもと違うディープな時間を体験してみませんか?
■【てならい】一年の真ん中で。自分の願いをみつめる『星と色、五感と思考のワークショップ』
・【夏休みに!】簡単!本革”がまぐち”を2つも作れるワークショップ
お次は“革”に着目です。本革を使った、カワイイがまぐちをつくれるワークショップ。教えてくれるのは、がまぐち職人歴50年の中川守和匠店さんです。いろんな革を持っていらっしゃいますが今回のワークショップは主に牛革を使います。当日は、様々な色味の革や様々な模様の裏地からお好きなものを選んでくださいね。さらに、今回のがまぐちには自由にデコレーションも出来ちゃいます!イラストやイニシャルなどを描くこともできますよ。
本革は、触れて心地よく、使い続けると馴染んでくる素材です。そんな本革でできた、パチンと気持ちいい音が響くがまぐちを、ぜひこの機会につくってみてくださいね。
■【てならい】【夏休みに!】簡単!本革”がまぐち”を2つも作れるワークショップ
・新宿の染め屋が育てた、藍の生葉染めワークショップ。2023
夏しかできない大人気の藍の生葉染め体験、今年も開催します!葉を摘むところから始める藍染めは、まさに季節を感じることのできる夏の体験です。藍の生葉は生き物なので、摘んですぐに染めないと色がでません。100年に渡り着物の反物を染めてきた工房「染めの里おちあい」さんのもとで、そんな藍の生葉染めを体験しましょう!
ワークショップではシルク生地のスカーフを染めていきます。藍の生葉は動物性の素材にしか染まらないため、綿ではなくシルクを使うのだとか。爽やかな青色はとても涼しげ。そんな青を身に纏い、ぜひ夏のお出かけをお楽しみください♪
■【てならい】新宿の染め屋が育てた、藍の生葉染めワークショップ。2023
こちら満席となりました。キャンセル待ちはお問い合わせから、次回開催通知はこちらから。
3)てならい365日のススメ
いかがでしたか。みなさんもぜひこの機会に、素材の意味について考えてみませんか?てならい堂では、今月であれば「素材の意味を考える」といったように、こういったテーマをもとに自分の生活を見つめ直してみる機会を「てならい365日」と名付け、お家でのセルフジャーナリングをみなさんにオススメしています。
やり方はとっても簡単。ノートを用意して、今回のテーマについて書き出してみる、以上です。どんなことでも結構ですし、関連することを実践してみたり、てならいに参加してみたり、やってみたいなと思うものがあればやってみて、それについて書いてみるのでも大丈夫です。騙されたと思って書いてみると、書き出された文字を見て、不思議とどんどん新しい考えが思い浮かぶもの。書き出すノートはどんなものでも構いませんが、形から入りたいという方(笑)向けに、てならい365日専用ノートもありますよ。(ノートの購入はこちら)
そうやって自分の考えを進めていくことが、自分にとっての「こころよい生活」を見つけることにつながると思います。そして、もし気づきがあれば、ぜひ心のうちにとどめておいてください。また、よろしかったら、てならいに参加した時や神楽坂ストアに来た時に、そっとてならい堂のスタッフへ伝えてみてくださいね。なにかさらに新たな発見があるかもしれませんよ。
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「てならい365日」では、3ヶ月ごとに同じテーマに取り組み、毎月それについてお知らせしていきます。今後、てならいの参加者募集とともに、てならい便り(メルマガ)にてこのテーマについてご案内していきますので、まだの方はぜひこちらからご登録くださいね。
ということで、今月は「素材の意味を考える」ということに目を向けながら過ごしてみませんか?何から始めようかなと思った方は、まずは本ページを参考にしてみてくださいね。
テーマへの取り組みに際し、ぜひみなさんのご感想もお聞かせてくださいね。また、「こんなことも知りたいよ」などご要望もありましたら遠慮なくお問い合わせフォームやメルマガにご返信ください。
今月もみなさまのご参加をお待ちしています!てならいの会場で、神楽坂ストアで、色々とお話ししましょう!