こんにちは。スタッフのひのです。

畑をやっているので、畑の野菜たちが登場しがちですいません。笑 こちらは先日収穫したそら豆です。12月頭くらいに植えたそら豆は、約半年収穫するのに時間がかります。上に向かって伸びていた鞘が、下に首(こうべ)を垂れる時が収穫の合図。ということで、タイミングがきたので収穫し、シンプルに塩茹でして食べました。

・・・私、小さい頃はそら豆ってパサパサしてて苦手だなと思ってたんですけど、新鮮なうちできたての茹でたそら豆は感動するほどおいしいです!!みなさんもぜひ旬の野菜を楽しんでくださいね!(そら豆広報になってしまいました。笑)

さて、てならい堂では、自分にとって心地よく、社会にも環境にも良いことをしていると感じられる生活を、”こころよい生活”と呼んでいます。これまでもそれを知るための様々な機会を模索してきましたが、さらに自分たちにとって”こころよい生活”を探すために、3ヶ月ごとにテーマを決めて、取り組むことにしています。

2024年 6月のテーマは「自らソウゾウする」です。

“ソウゾウ”と聞いて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか?なにかアーティスティックなものを連想するでしょうか?”アート”と聞くと、なにやら高尚なもののようにも感じますが、”ソウゾウ”とは実はだれもがやっていることだと思います。”ソウゾウ”ってなんだろう?どんな時にしているかな?そのとき自分が感じていることはなんだろうか?今回のテーマをきっかけに、どうぞゆっくり日常の中で、そんなことを味わってみてくださいね。

  「自らソウゾウする」考えるために、
    てならいに参加してみる。
    てならい堂神楽坂ストアに遊びに来てみる。
    自身の生活の中で見つめ直してみる。

それぞれのやり方で、みなさんも自分にとってのこころよい生活を探してみませんか。

 「自らソウゾウする」を考える、6月の話題。

1)”工夫”と”互いに”がさらなるソウゾウへ

2)実際に生活の中で“自らソウゾウする“ということについて考えてみる

 ・一年の真ん中で。ほんとうの願いとつながる『星と色、五感と思考のワークショップ』

 ・裂き織りワークショップ。モノを愛おしむ気持ちを映す北国の手仕事、「裂き織り」を学ぶ

 ・初めての「多肉植物を育ててみる」ワークショップ。夏超え編。

3)てならい365日のススメ

1)”工夫”と”互いに”がさらなるソウゾウへ

去年、さつまいもの蔓と山で拾ってきた葉っぱや実などを使ってリースづくりをしてみました。お金をかけないであるものでつくるのも、楽しいですよね。結構立派なものができて個人的には満足。今年もリピート予定です。笑

“ソウゾウする”ということについて、なんとなーく深まってきましたか?生活の中でのソウゾウというのは、誰もが身近にできるとても豊かなことだと思うので、ぜひ、一度そんな視点で生活を眺めてみてくださいね。

今回のテーマについて考えたときに、「創意工夫」ということばも思い浮かびました。このことば、好きです。この創意工夫をこらしていくというのが、ソウゾウする生活においても大事なんじゃないかなと思います。壁掛けを自作してみたり、草木染をして目隠し布をつくってみたり、もらった花束をドライフラワーにして飾ったり、流木を拾ってきて椅子にしたり・・・。

その際、ときめきっていうのも大事だと思っています。目に入った時に「気持ちが癒される」とか「ほっこりする」とか「嬉しい」とか。あとは、なるべくお金をかけないでできることを探ってみることも、案外大事かと。大層な工夫はできていないのかもしれませんが、心地よい暮らしに向けて、ちょっとでもできることを取り入れていけたらいいなと思います。

人によってどんな生活を実現したいかは異なると思いますが、みなさんそれぞれの心地よい暮らしに向けて、生活の中でどんな創意工夫をしているか、そんなこともいつか聞ける機会があるといいなと思います。自分だけでなく、それぞれの方のときめきポイントなどを聞くことによって、よりソウゾウする生活に向かっていけるのではないかなと思うので。

散歩の途中で見かけた大きな木の幹。少し悲しい気持ちになりつつ、一方で子どもはこれを太鼓に見立てて遊んでました。子どもは見立てが上手ですよね。ソウゾウの塊だと思います。

ソウゾウとは、いろいろなものとの関わり合いの中で生まれるものであるとも思います。人間は「社会的動物」などと言われることがありますが、私たち人は、ひとりでは生きられず、自然や他者といった関係性の中で生きる生き物であるといえます。

朝起きて、着替えて、顔を洗い、ごはんを食べて、掃除洗濯して、仕事をして・・・・。この一連の生活の営みに、見えなくともどれだけの人が直接的にも間接的にも関わっているでしょうか。それこそ、一度”想像”してみてもいいかもしれません。また、先日、スタッフとしててならい堂のワークショップに参加した際、みなさんが、それぞれの言葉に互いに影響しあって気づきをえている場面を見て、互いの言葉や行動は、相互に影響し合うというのを改めて感じました。

人はソウゾウして進んできた生き物だと思います。そういうことができるのは、他の生き物たちにはない、人ならではのことだと思います。だからこそ、ソウゾウは人たらしめる、人としての生きる喜びであるといってもいいかもしれません。その複雑性、多様性を楽しみながら、一緒に文化をつくっていく。そんなことを大事にしながら、日々ソウゾウしていけるといいのではないでしょうか。

私たちは幸せな日々のソウゾウに向けて、ソウゾウという営みを明日も続けていくのでしょう。今回のテーマが、みなさんにとっての新しい”ソウゾウ”につながったらいいなと思いますし、てならい堂もみなさんと一緒に”ソウゾウ”し続けて行けたらいいなと思います。

2)実際に生活の中で“自らソウゾウする”ということについて考えてみる 

・一年の真ん中で。ほんとうの願いとつながる『星と色、五感と思考のワークショップ』

日常からちょっと離れて、自分の心に向き合ってみたい。それも、自分ひとりでやるのではなく、何かお題をもらいつつ・・・。そんな人におすすめなワークショップです!折り紙を題材に五感を使ったモノづくりをしながら、そこに生まれる自分の”思考”にフォーカスし、その思考の発見自体を愉しんでみましょう。

折り紙の色を選択し、美しい星の形をつくりながら、選んだ色の自分にとっての意味を探り、 最後に星の完成とともに、無意識に自分がその星に隠した言葉を探し当てていきますよ。偶然居合わせた他の参加者の方との、五感の連なり、思考の化学反応もあわせてお楽しみくださいね。一年の折り返し地点に、いったん立ち止まって、いつもと違うディープな時間を、みなさんも体験してみませんか?

■【てならい】一年の真ん中で。ほんとうの願いとつながる『星と色、五感と思考のワークショップ』

・裂き織りワークショップ。モノを愛おしむ気持ちを映す北国の手仕事、「裂き織り」を学ぶ

「裂き織り」とは、衣服や布団の側地などの使い古した布を、ひも状に細く裂き、よこ糸として織り上げる生地のことで、江戸時代、寒冷な気候のため木綿布の入手が難しかった東北地方で、貴重な布地を最後まで使い切る暮らしの知恵として盛んにつくられていました。そんな裂き織りを体験するワークショップ。当日は、色々な色や柄の裂いた布からお好きなものを選び、想像力を駆使してランチョンマットをお好きな柄に織り上げていきますよ!

手織りで一段一段丁寧にぎゅっと目を詰めながら織り込むことで、厚く丈夫で大量生産品には表現できない独特な風合いの生地が生まれます。いつか昔話で見た様な「はた織り機」を使って実際に体験できる貴重な機会ですので、興味ある方はこの機会にどうぞご参加くださいね。

■【てならい】裂き織りワークショップ。モノを愛おしむ気持ちを映す北国の手仕事、「裂き織り」を学ぶ

※こちら満席となりました。キャンセル待ちはお問い合わせから次回開催通知はこちらから

・初めての「多肉植物を育ててみる」ワークショップ。夏超え編。

初めて多肉植物を育ててみたい!可愛がってみたい!という人たちのために、「初夏」と「冬」の2回セットのワークショップを用意しました。誰しもが壁にぶつかる暑い「夏超え」をフォローする2回コースであることがポイントです。これまでに多くの多肉さんを育ててきた人でも、ずっと頭を悩ます問題について、ワークショップ当日はもちろん、途中の期間も講師であるTOKIIROのヨシノブさんが、LINEグループでフォローしてくれますよ♪

初夏の回では、お好みの多肉を選んで、つくる際のポイントや多肉の選び方・育て方をならいながら寄せ植えをつくっていきます。「夏の乗り越え方」についても詳しく教えてもらいますよ。冬の回では、1回目につくった寄せ植えを持ち寄ってその経過を他の参加者と観察しながら、これまで多肉がどうやって育ったか、この先どのように育っていくのかを考えていきます。多肉たちそれぞれの特性や特徴をもっと深く教わり、次の半年や1年後3年後にどんな景色がみたいかを想像して、手を加えていきますよ!

■【てならい】初めての「多肉植物を育ててみる」ワークショップ。夏超え編。

3)てならい365日のススメ

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いかがでしたか。みなさんもぜひこの機会に、自らソウゾウする、ということについて考えてみませんか?てならい堂では、今月であれば「自らソウゾウする」といったように、あるテーマをもとに自分の生活を見つめ直してみる機会を「てならい365日」と名付け、お家でのセルフジャーナリングをみなさんにオススメしています。

やり方はとっても簡単。ノートを用意して、今回のテーマについて書き出してみる、以上です。どんなことでも結構ですし、関連することを実践してみたり、てならいに参加してみたり、やってみたいなと思うものがあればやってみて、それについて書いてみるのでも大丈夫です。騙されたと思って書いてみると、書き出された文字を見て、不思議とどんどん新しい考えが思い浮かぶもの。書き出すノートはどんなものでも構いませんが、てならい365日専用オリジナルノートもありますよ。(ノートの購入はこちら

ノート

そうやって自分の考えを進めていくことが、自分にとっての「こころよい生活」を見つけることにつながると思います。テーマへの取り組みに際し、ご感想等いつでもお待ちしてますので、もしよろしければ、てならいに参加した時や神楽坂ストアに来た時に、ぜひてならい堂のスタッフへ伝えてみてくださいね。なにかさらに新たな発見があるかもしれませんよ。

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 「てならい365日」では、3ヶ月ごとに同じテーマに取り組み、毎月それについてお知らせしていきます。今後、てならいの参加者募集とともに、てならい便り(メルマガ)にてこのテーマについてご案内していきますので、まだの方はぜひこちらからご登録くださいね。

また、サポート会員のみなさまには、毎月頭、素敵なイラストと共に同テーマに関するハガキをお送りしております。もしご興味ある方は、どうぞこの機会に関心を持っていただけたらなと思います。サポート会員となって、てならい堂の活動を応援していただけたら嬉しく思います!(詳しくはこちら。)

ということで、今月は「自らソウゾウする」ということに目を向けながら過ごしてみませんか?何から始めようかなと思った方は、まずは本ページを参考にしてみてくださいね。これまでのページ(4月ページ5月ページ。)もよろしければご覧ください!

今月もみなさまのご参加をお待ちしています!てならいの会場で、神楽坂ストアで、色々とお話ししましょう!

自らソウゾウする
自分じゃない誰かの存在が
また新しいソウゾウを生む
人はソウゾウし合う生き物
ソウゾウが自分らしさを生む