こんにちは。スタッフのひのです。

涼しくなってくると、お腹がすきやすくなる気がします。笑 この時期は、さつまいも、栗、りんご、柿などの旬のものを楽しみたくなります。また、魚屋さんで秋刀魚を見かけたのでつい買ってしまいました。久しぶりの秋刀魚・・・。塩焼きで食べたのですがこれがすっごく美味しかったです!!なかなか高値で毎度というわけにはいきませんが、年に1度くらいはいいかなとも思います。

さて、てならい堂では自分にとって心地よく、社会にも環境にも良いことをしていると感じられる生活を、”こころよい生活”と呼んでいます。これまでもそれを知るための様々な機会を模索してきましたが、さらに自分たちにとって”こころよい生活”を探すために、季節ごとにテーマを決めて、取り組んでいます。

2024年 11月のテーマは「カラダと心で味わう」です。

味わうというと、「舌」「味覚」のことがまず頭に浮かびますが、このテーマでは「カラダ」と「心」としました。自分のすべてを使って味わってみる、ということを考えてみる。そんな機会になったらいいなと思います。この3ヶ月間は自分が喜ぶものをたくさんみつけて、カラダにも心にも十分与えてみてくださいね。

  「カラダと心で味わう」を考えるために、
    てならいに参加してみる。
    てならい堂神楽坂ストアに遊びに来てみる。
    自身の生活の中で見つめ直してみる。

それぞれのやり方で、みなさんも自分にとってのこころよい生活を探してみませんか。

 「カラダと心で味わう」を考える、11月の話題。

1) “五感”と”想像力”で味わう。

2)実際に生活の中で“カラダと心で味わう”について考えてみる

 ・<スパイスカレーのできるまで>をグラス片手にみんなで見て、食べる!初めての、スパイス教室。

 ・冬の間にじっくり仕上げる、”はかま”づくりワークショップ@オンライン

 ・「森を想い、森とつながる」スワッグづくりワークショップ

3)てならい365日のススメ

1)”五感”と”想像力”で味わう。 

近隣地域の生産者さんの材料を使ってつくってもらったお弁当。外で農作業後に食べた空気とその心遣いごと、美味しかったです。

味わう日々、送ってますか?今回のテーマはちょうど秋の味覚シーズンとかぶっているので、食べ物については考えやすいかもしれませんね。まずは「食」を入り口に考えてみるのもいいと思いますよ!

味覚といえば、一時期、味覚嗅覚が効かない時がありました。(おそらくコロナウイルスに感染したのだと思われますが、2週間くらいでおさまりました。)食べ物の存在は感じられるし、食感もわかるのだけれど、味がしない。おいしい料理なはずなのに、まったく味がしないし匂いもしない。こうなってくると、せっかくの食事も食べた気がせず、ちょっと参ってしまいました。

味覚が使えない、ってこんなに味気なくなるのだと思いました。味覚だけでなく、それが嗅覚、視覚、聴覚、触覚、どれか一つ欠けてもなんとなく味気なくなるのかなと。もちろん、仮にどれかが使えない場合も他の感覚が研ぎ澄まされたりで補うことはできるのかもしれません。

それでも、やはり「五感」が使えるというのは、とても幸せなことなのだと思いました。五感で感じることで、幾重にも楽しみや喜びは広がるのだとも思います。

先日行った絵本ワークショップの中の活版印刷体験で訪れた活字やさん。活字文化は奥が深く、活版印刷の凸凹の手触り感ごと、なんだか愛おしくなりました。

味覚からちょっと離れてみます。「味わう」について、辞書的には「経験して深く印象に残す」といった意味もあります。深さ。深度。この”深さ”というのも、何かを味わう際には、ポイントなのではないでしょうか。“深さ”というのを追求すると、そのものの奥や裏や背景にあるもの、にたどり着きます。

だからこそ、味わう時には、目の前にある実体だけでなく、その背景も一緒に楽しんでみる。積み重ねられた時間や物語。目を瞑って想像してみる。その場所の記憶や経年変化を楽しんだり。それらが深いほどに、味わい深くなるのだと思います。

そうやって、ものの背景や積み重ねられた時間に想いを馳せ、敬意を持ち、ぞんざいに扱わないこと。一歩踏み込んで想像してみること。それは、自分自身の内に眠る、琴線に触れるきっかけにもなるかもしれません。

“カラダ”で感じることと”心”で触れること。

「味わう」ということには、どちらも大切な要素で、そこに必要なのが「五感」と「想像力」なのではないかと思います。

2)実際に生活の中で“カラダと心で味わう”について考えてみる 

・<スパイスカレーのできるまで>をグラス片手にみんなで見て、食べる!初めての、スパイス教室。

複雑な味わいがなんとも美味しくて、ふとしたときに食べたくなるスパイスカレー。そのスパイスの世界も奥が深いです。気になるけれどなかなか手が出せない、そんな方におすすめのワークショップです!

実際にカレーをつくってもらいながら、スパイスのことについて学べます。どんなスパイスを入れていて、それぞれどんな役割を果たしているのか。1つ1つ教えてもらいましょう。教えてくれるのはCARMAの徳山さん。POPUPレストランやスパイスキット販売などを行いながらレシピ開発などを手がけています。

スパイスの最も大きな役割は「味をつける」ことではなく「香りをつける」ことなんですって。味は塩加減で調整するんだそう。その塩梅についてもぜひ当日聞いてみてくださいね。これを受けて、カラダと心が喜ぶ、自分好みのスパイスカレーをつくれるようになっちゃいましょう!

■【てならい】<スパイスカレーのできるまで>をグラス片手にみんなで見て、食べる!初めての、スパイス教室。

・冬の間にじっくり仕上げる、”はかま”づくりワークショップ@オンライン


着るもの全てを自分でまかなうことは難しいかもしれませんが、一着でも自分でつくったものを持っていると、ものへの目線も変わるかもしれないし、何より愛着が持てるかも。ということで、愛着のもてるズボンを一着、自分の手でつくってみませんか?

先人たちが積み重ねてきた知恵を学び、日本人が古来よりつくってきた直線裁ちの服を現代のライフスタイルに合う形にリデザインしてる石徹白洋品店さん。今回はその5つの服のうち、”はかま”をつくります。はかまは、石徹白洋品店さんで扱っているズボンの中でも一番シンプルなつくりで、裁断したパーツがすべて四角なので採寸裁断も簡単です。できあがったズボンはたっぷりとゆとりがあるので、体型を問わず履くことができますよ。

全3回、オンラインでの開催です。“はかま”はシンプルなズボンで服を初めてつくる人にはぴったり。おうちにいながらして学ぶことができますので、この機会にぜひご参加ください!

■【てならい】冬の間にじっくり仕上げる、”はかま”づくりワークショップ@オンライン

・「森を想い、森とつながる」スワッグづくりワークショップ

”森”そのものをつくってもらいたい、そんなワークショップをご用意しました。素材を提供し、一緒に開催してくれるのは、いつもお世話になっている、大分県の耶馬渓で生まれたアロマブランド・六月八日(ろくがつようか)さん。このワークショップのために、六月八日のスタッフさんが開催直前に耶馬渓の森に入って、送ってくださる贅沢な素材たち。つい数日前まで森にいた植物たちのむせ返るような香りを、あなたの家にも素敵なスワッグとして、飾ってみませんか?

また、9月末には実際に六月八日の森がある土地を訪ね、里山カボスの収穫と蒸留体験のフィールドワークショップも行いました!森を歩きながら、杉の育成、間伐の意味、木材の経済性、人工林と天然林の違い、森林化の起こりなど、林業の実態や森のほんとうのお話を六月八日の久恒社長から教えてもらったり、芳香蒸留水とエッセンシャルオイルを自由に組み合わせてオリジナルスプレーをつくったりしました。(その時の様子について詳しくはこちらから。)

現地にまだ行ったことのない方も、ぜひ森を感じて想いを馳せてみませんか?

■【てならい】「森を想い、森とつながる」スワッグづくりワークショップ

3)てならい365日のススメ

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いかがでしたか。みなさんもぜひこの機会に、”カラダと心で味わう”について考えてみませんか?てならい堂では、今月であれば「カラダと心で味わう」といったように、あるテーマをもとに自分の生活を見つめ直してみる機会を「てならい365日」と名付け、お家でのセルフジャーナリングをみなさんにオススメしています。

やり方はとっても簡単。ノートを用意して、今回のテーマについて書き出してみる、以上です。どんなことでも結構ですし、関連することを実践してみたり、てならいに参加してみたり、やってみたいなと思うものがあればやってみて、それについて書いてみるのでも大丈夫です。騙されたと思って書いてみると、書き出された文字を見て、不思議とどんどん新しい考えが思い浮かぶもの。書き出すノートはどんなものでも構いませんが、てならい365日専用オリジナルノートもありますよ。(ノートの購入はこちら

ノート

そうやって自分の考えを進めていくことが、自分にとっての「こころよい生活」を見つけることにつながると思います。テーマへの取り組みに際し、ご感想等いつでもお待ちしてますので、もしよろしければ、てならいに参加した時や神楽坂ストアに来た時に、ぜひてならい堂のスタッフへ伝えてみてくださいね。なにかさらに新たな発見があるかもしれませんよ。

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 「てならい365日」では、3ヶ月ごとに同じテーマに取り組み、毎月それについてお知らせしていきます。今後、てならいの参加者募集とともに、てならい便り(メルマガ)にてこのテーマについてご案内していきますので、まだの方はぜひこちらからご登録くださいね。

また、サポート会員のみなさまには、毎月頭、素敵なイラストと共に同テーマに関するハガキをお送りしております。もしご興味ある方は、どうぞこの機会に関心を持っていただけたらなと思います。サポート会員となって、てならい堂の活動を応援していただけたら嬉しく思います!(詳しくはこちら。)

ということで、今月は「カラダと心で味わう」ということに目を向けながら過ごしてみませんか?何から始めようかなと思った方は、まずは本ページを参考にしてみてくださいね。これまでのページもよろしければご覧ください!

今月もみなさまのご参加をお待ちしています!てならいの会場で、神楽坂ストアで、色々とお話ししましょう!

時間が味わいを深くする
その深さを忘れたくないから
敬意を持って背景まで味わう
味わうことは向き合うこと
向き合う時間を味わってみる