こんにちは。
てならいスタッフのてんです。

新生活が始まる4月。
暖かな春の季節の今月、あっという間の6回コースの最終回でした。

ラストの回では今まで育てきた植物や、お家の植物のお困りごとと成長の振り返りをしました。
日々植物と向き合っている皆さんは、気付きも多く、それぞれお悩みや発見事、相談を交えつつお話しました。
日常に園芸が深く根付き、植物との対話を大事にされていて、嬉しいかぎりです♪

最終回のワークショップでは『剪定と摘芯』を習いました!

剪定をするって聞いたことあるかと思いますが、どう切ったらいいんだろう?長さは?など。
「やってみよう!」となると、分からないことだらけ…。

【剪定】には、ただ切るのではなく性質を生かした剪定や、バサバサを整えるために全体を見て刈り込んだりしながら剪定します。時期も種類によってさまざま。
その他にも、【摘心】と【切り戻し】もご説明いただきました。
摘心は苗の新芽を取って脇芽を発生させたり、枯れたところを摘み取ることで花数を増やしたりします。
切り戻しは低い芽に合わせてカット。枝数を増やして、花も増やしたい時などにするといいそうです

ただ、綺麗にするために切るんじゃないんですね〜

切る時に関係してくるのが植物のホルモン。
植物にもホルモン作用があり、成長するホルモンや成長を阻害するホルモンも実はあるんです。
なので、剪定はそのホルモンの「性質」を利用した剪定の仕方を教えていただきました。
頂芽優勢といい、てっぺんの芽が脇芽を抑えるオーキシンってホルモンを持っているので
脇芽が育ちにくい。逆に脇芽にも育つホルモンがあり、そちらはサイトカインはといいます。
頂芽を切るとオーキシンがなくなり、脇芽が伸びるというホルモンを利用しているのです。
面白いですよね!!

また、お花の咲き方には2種類
①一期咲き→性質によるが春〜冬の特定の時期のどこかで咲く 
②四季咲き→1年中もしくは2期咲き春秋等
例えば、四季咲きは次の養分に備えて秋に向かうよう夏前に剪定をしたり、お花の体力面も考えてお世話をするそう。

風通しをよくするためにの葉っぱをすいたり、環境を整えて対話がどの工程も大事ですね。

実習では、お花の枯れた部分もそのまま、伸びっぱなし状態、長く伸びた苗をご用意いただき
摘心と剪定を実際に挑戦。切る位置や伸ばしたい方向などを見ながら切っていきました。

どこで切ろうかな。花数を増えるように、枝をどう伸ばそうかなと考えながら
パチン、パチン。


さっぱり〜〜♪
剪定した木は、挿木になるのでそのままお持ち帰り。根付きますように♪

さっぱりした苗。ここからまた新芽が出て形を作って行くのが楽しみですね。
さて半年いかがでしたでしょうか。
植物を育てて学んでいると、自然って植物って力強いんだなって本当に感じます。
それでも、個性や特性があるので、日差しや水といった環境のお手伝いを私たちはさせていただいてる。
生命の成長に携われる園芸って楽しくも本当に素敵です。

先生、生徒の皆さん、半年間ご参加いただきありがとうございました!!

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さて、季節は巡り、はじめての園芸5期が5月17日より開始します。

金曜コースはまだ枠がございます。土曜コースは満席になりました!
ご興味あるかたはぜひご参加ください。
はじめての園芸 5期