こんにちは。てならい堂スタッフのひのです。

「冬の間にじっくり仕上げる、”はかま”づくりワークショップ@オンライン」1回目を開催しました!

布を無駄にしないやり方に惹かれた方、すでに和裁を習ってる方、”さをり織り”をしている方、さまざまな方が参加してくれました。また、オンライン開催ならではで、神奈川、愛知、長崎など全国各地からの参加でした。

ワークショップの導入として、最初に石徹白洋品店のことについて、スライド写真を見ながらお話を聞きました。

その後、つくりたいズボンの採寸・裁断をしていきました。冊子を見ながら、サイズを間違えないようにチャコペンで印を入れていきます。

一枚の布にハサミを入れていくときは、緊張しますね。笑 でも先生から、まっすぐに切れなくても意外とジグザグに切ってもなんとかなりますよ!と力強い言葉をいただき、少し肩の力を抜くことができました。

今回はポケットもつけていくので、ポケットも忘れずに裁断します。

裁断した後は、最初に「力布(ちからぬの)」といって、生地が切れたりほつれたりしないよう裏側から当てる小さな布の部分を縫い合わせていきました。

布の端の始末については、今回手縫いなので、「折伏せ縫い」というやり方で始末していきました。昔の人は、縫い代は切ってしまわずに、ズボンが破れてしまった際には補修にも使ったりしていたそうですよ。

足の部分と股の部分のパーツを縫い合わせて、一枚の布にしていき、1回目は終了となりました。

この、股の部分と足の部分を縫い合わせる時に、交点をしっかりあわせて縫わないと、ズボンを履いた時に穴が空いてしまうんだそうです。なのでここは念入りにやり方を教わっていきました。

はかまのズボンは、パーツもシンプルで工程自体はそこまで複雑ではないですが、細かいポイントがいくつかあります。そこを聞きながらつくることができるので、やはりこういったワークショップ形式で作り方を教わることができるのはいいなと思いました!

冊子だけでは自分でつくるの不安だな、という方も随時質問しながらつくれますしね。わたしも、これを機会にズボンづくり、挑戦してみようと思いました!

講座の時間内で縫う作業は全て終わらないので、残った部分は宿題でやってきてもらいます。筒状のズボンの形になるのは次回からです。

次は2週間後。参加者の皆さま、おつかれさまでした!