【てならい後記】張り子でつくる辰(たつ)の干支飾りワークショップ
こんにちは。てならい堂企画スタッフのみやです。
今年は11月に入っても暑い時期が続き、秋らしい時期が少なかったですね。ようやく紅葉が見頃を迎える地域が出るほど、やっと秋を感じられたと思っていると、いやはや、もう年末が近づいてきていますね。
てならい堂では、11月23日勤労感謝の日に昨年に続き、来年の干支飾りを貼り子で作るワークショップを開催しました。昨年に続き、今年も小田島民芸所の関 恵子さんに、岩手県花巻市の工房からお越しいただき、作り方を教わりました。
来年の干支は、辰(=龍)ですね。
十二支の中で唯一架空の動物である辰。なので、龍を描いたことのある人は滅多にいないはず。辰に見えるように絵付けをするのは中々難しいです。
今回は、講師の関さんに細かいポイントを教えていただきながら、架空の動物の辰の絵付けを進めていけるので安心です。
去年開催した兎(うさぎ)の干支飾りのワークショップは、貼り子を作るところからの開催でしたが、今年の辰は絵付けにかなりの時間がかかることを想定し、貼り子から作ると一日で終わらないだろうと、土の原型から型取った貼り子に重しを入れる工程からスタートしました。(本来、自然乾燥で丸1日~2日程度で仕上げる貼り子の乾燥工程を去年は、電子レンジとドライヤーを駆使して1日のワークショップの内容に盛り込めたことは、てならい堂としては貼り子の魅力を1日で体験していただけたので、良い工夫だったな。と思っています。)
てならい堂としては、今後も貼り子のワークショップは開催していきますので、全ての工程を体験してみたい!や、絵付けに時間をかけたい!などなど、ご意見やアドバイスをどしどしお待ちしております!
原型から剥いた後の型に重しを入れ、切れ目を和紙で補強した後に早速絵付けの工程に入っていきます。まずは、両側面の鱗の絵付けからです。
辰の躍動感と天に昇る様子を絵付けで表現するために、皆さん慎重な描き初めです。
緑の鱗の下色を描いた後は、金色の絵の具で鱗の模様を表現していきます。かなり細かい筆使いなので、まずは紙に練習をされてから描き始める方もいました。
鱗一つの絵付けの表現をとっても、参加者皆さんの個性が出ていて、絵付けが始まったところですが、今から完成が楽しみです。
途中途中で関さんにアドバイスをいただきながら、絵付けを進めていきます。
色の塗り重ねが多く、乾燥に時間もかかるので、効率よく描き進めていける順番を教えていただきながら、出来るだけ効率よく絵付けを進めていきます。
辰は色の塗り重ねが多いモチーフのため、1色塗っては乾燥させてと、想像していたよりも手間がかかります。
多く絵の具を乗せた面は乾燥に時間がかかるので、ドライヤーを使いながら乾燥時間の短縮を図ります。
最後は皆さんの力作を並べて、お決まりの撮影タイムです!笑
先生も驚くほど、皆さん上手に絵付けをされていました!
鱗の表現の仕方や、目の位置、ひげの位置の違いで色々な表情の辰が完成しました。
これだけ、時間をかけて作った干支飾りですから、皆さんの来年一年を見守ってくれるに違いありませんっ!
ワークショップの後は、皆さんの来年の健康とご多幸を祈って解散となりました。
今年も花巻市からはるばるお越しくださった小田島民芸所の関さん、遠方より朝早くからご参加くださった皆々さま、本当にありがとうございました!
この干支飾りは、てならい堂の神楽坂ストアでも数量限定で販売いたしておりますので、ご興味のある方はぜひご覧に遊びにいらしてください!
てならい堂の来年も良い年にできそうです。みなさまも、素晴らしい年をお迎えできますよう、心より願っております。