【てならい後記】ひみつの小店ではじめての鋳物体験。7月
こんにちは。てならい堂スタッフの大石です。
梅雨が明け、本格的な夏の暑さになってきましたね。
寝苦しい夜もしばしばありますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
神楽坂のひみつの小店では、鋳物体験を開催しております。
錫(すず)という金属を使って、小さなスプーンをつくります。
(過去のてならい後記はこちらからどうぞ→7月、8月、9月、12月)
鋳物づくりは型づくりから。普段なかなか見ることのない、鋳物用の砂「鋳物砂(いものずな)」を使って型をつくっていきます。見ていると簡単そうなんですが、加減がなかなか難しい。。
この作業が出来映えを左右するので、とても重要だったりします。
2段目は、錫を注ぎ入れる「湯道(ゆみち)」をつくるため、型に棒を立てながら砂を入れます。棒を倒さないように、砂を固めていくのはなかなか神経を使います。
砂を詰め終わったら、二つの型を合体します。ここ、ここもとても重要です。えいやっ!という思い切りと、上下の型をぴったりとはめる慎重さが必要です。
型を固定したら、錫を流し入れていきます。溶けた金属って、ツヤツヤとしてなんとも綺麗ですね。
10分ほどしたら錫は冷えて固まります。型を外してスプーンを取り出します。綺麗にできているかどうか、ドキドキの瞬間です。取り出せたら、気の済むまでヤスリで綺麗にしていきます。
時間が足りない方は、紙やすりをお持ち帰りいただけるので、おうちでゆっくり磨いてくださいね!
こちらの方は、お名前にちなんだ数字の刻印も!つるんととっても綺麗な仕上がりですね。
7月の体験には、普段からものづくりやデザインをされている方が多く参加してくれました。
つくったことのないモノをつくる時間って、とっても楽しいですよね。知らない世界を知れるし、できあがったモノはつくった時間と共に思い出になります。使うたび、思い出して大切にしてもらえたら嬉しいです。
8月はお休みですが、また開催しますので、ぜひご参加くださいね。