【てならい後記】漆をもっと探究する。松本先生の乾漆教室。4回目
こんにちは!てならい堂スタッフのさくです。さて、乾漆教室の第4回目です。
今日は待ちに待った<脱型>の回です。
皆さん思い思いの型に、丁寧に塗り固めた漆と麻布がいよいよその形を現します!
漆の乾き具合も見ながら、まずはとにかく型から盛り上がった縁の部分を削ります。
とにかく、ずっとこの作業。
先生も「この作業大変なので、心が折れない様に…」という程。
めいっぱい力を入れて作業しても、形が変形しちゃうし力もいるし、気を遣うんです。
黙々と続けること気づけば1時間は作業してたんじゃないですか?!
でもこの集中する時間が心地よくもありますね、手を動かすワークショップの良さです。
削りが順調に進んで、脱型の目前…?!と期待したんですが、乾漆が型にしっかり食いついていて、なかなか外れない!
やったー!遂に外れた!!…やっとの事でした。
型から外す時の緊張感がこちらにも伝わってきて、安堵の表情が見えたりしましたが、いえいえ、まだこれからなんですよ。
内側の処理をしなければいけません。型を覆ったラップの切れ端が残っていたり、型の小さな凹凸を滑らかに整える必要があります。
おや?この器、底が抜けてる…これは大丈夫なのでしょうか…。
形状が独特なのか、型が少々外しにくかったのかな、これは器になるのかな?
型から外した後に、凹凸を整えたらコツコツと、淡々とまた麦漆、錆漆を重ねていきます。
この下地作業が乾漆には欠かせない、愛着もより湧いてきますね。
どの作品も形から参加者の雰囲気が伝わります。
作業はまだまだ続きますが、今回はここまで!
皆さんいつもより達成感があったのかな、ぐったりでした。お疲れ様でした!
次回も頑張ってください、完成楽しみにしています!