【てならい後記】漆をもっと探究する。松本先生の乾漆教室。6回目
こんにちは。てならい堂スタッフの大石です。
本日は乾漆教室6回目!和紙を貼る回の予定でしたが、欠席の方もいたので今回は器の形を整える作業を進めることに。
まずはひたすらに、やすりで削っていきます。
見た目では分かりにくいのですが、デコボコしていた部分を削るのにだいぶ長いこと削っていました。根気がいる作業です。
今回で乾漆教室2回目の方は、「前回はいつまでやったらいいか途方もなかったけど、2度目なのでなんとなく目途が立ちます。」とのこと。こういうことは実際に経験してみないとわからないことですよね。自分なりに目安を持つことは、モノづくりにおいて大事なステップだなと思います。
削り終わったら、それぞれの器の状態に合わせての作業。おひとりは更に細かい凹凸を埋めるための「錆び漆」づくり。もうひとりは型の関係でできた底の空洞を塞ぐため、「コクソ漆」づくりに入りました。
コクソ漆にはコクソ綿を入れるのですが、今回は麻布を細かく切ったものを使用しました。先生は普段、器づくりなどで余った麻布を細かく切って使ってるそう!ミキサーで撹拌すると、ふわっふわの綿になるそうですよ◎(無駄なく使える材料というのも嬉しいです。)
出来上がったコクソ綿で、器の底を埋めていきます。時間のかかる作業と思いましたが、予想に反して素早く出来上がっていました!
こちらは錆び漆を塗っているところ。足りないところを埋めていくのですが、手の感触で確かめながら、少しずつ足していく感じ。指先の感覚を研ぎすまして行う、繊細な作業ですね。
これで作業は完了!かなり薄く塗っているところもあり、細かく全体を整えたことが分かります。
次回はみなさん参加できることを願って!おつかれさまでした◎