【てならい後記】型で染める、染めもの超入門!ワークショップ。【大人も夏休みのお子さんもOK編。】
こんにちは、てならい堂スタッフのてんです。
夜になると少し涼やかに。
鈴虫がリーリーと鳴き始めて秋が来ているのか!!
と思いつつも日中になれば、暑い日差しにまだまだ残暑が厳しいですね。
8月最後の日曜日。
「超入門の型染め」ワークショップを開催しました。早速、ワークショップの様子をご紹介します!
今回は手軽なサコッシュに型紙を使って染めていきます。職人さんが用意してくださった2~3枚で1セットの図柄になる型紙を選んでいただき、さらに1枚型の型紙もたくさんの中から、今回は自由に選んで組み合わせていただきました。
型染めは1枚から柄によって何十枚という型紙を染め重ねて1枚の図案にしていきます。
今回は入門編、まずはどんなものかとわかりやすい2~3枚1セットと1枚でも完成している図柄で体験です。
さて、入門の2~3枚と言ってもポイントはいくつかあります。型紙をサコッシュに乗せてマスキングテープで止めて、刷毛をクルクルと回しながら、少しずつ染めていきます。染まり具合をチラチラみながら確認するのも大事な作業。
刷毛を回す速度があまり遅くても、染めるために手に力を入れすぎても、滲んでしまったり、いい感じにならないのでバランスがとても大事です。優しく刷毛をおいていくとパステル調の柔らかな風合いに。染め重ねるとちょうど良い濃さになっていきます。
1枚目が塗れたら次の型へ。こんな感じで1つの図柄に向けて残りも頑張って染めていきます!!
その際に、重ねた図柄がずれないように染めていくのがポイント。
クルクル、クルクル。
さて、今回の染料は「顔料」を溶いたもの。
染め上がったら、お家でアイロンにかけて熱を加えることで、色の定着度が増します。
お家に帰ってからもひと仕事。なんだか「お家に帰るまでが遠足ですよ」感がありますね。
1枚型も使ってワンポイントを散りばめての組み合わせも、とても可愛い仕上がりです。
お持ち込みのシャツやハンカチも、素敵でしたね。
思い思いに楽しんでいただけたでしょうか。
今回は絵柄を選べる分、どうしようかと悩まれたと思います。
今回は型染ってこうやるんだ!という部分と、自分だったらどうデザインするかも楽しんでいただけたら嬉しい限りです。
みなさん素敵に出来上がりました。染めたものは乾燥させてお家でアイロンがけをすること。
熱の力で色が布地に圧着するけれども、お洗濯で色移りの心配もあるので手洗いで様子を見てくださいね。
最後に職人さんに工場の案内と説明をしていただきました。染め作業をしていた板場から型染の型紙について。
おちあいさんが普段染められている、江戸更紗についてもご説明いただきましたね。水場、蒸し場と洗い張りなどされる場所も見せていただき普段見聞きしない部分に触れられたと思います。
ご参加いただいた皆様、おちあいさんありがとうございました。
=====================
てならい堂のおちあいさんとの染め体験はいくつかあり、毎度募集内容が異なります。
藍染めや柿渋染めなど、もっと濃く本格的な内容の体験もありますのでまた覗いてみてくださいね。
現在の染めの募集ワークショップ▶︎柿渋染めはこちらから