【てならい後記】はじめての金継ぎ教室2020秋〜7回目〜
こんにちは。てならい堂スタッフの小野寺です。
暦の上ではもう春ですね。ここのところ東京では、上着がいらないぐらい暖かい日がたまにあります。「あら。もしかすると今年はこのまま春になるのかしら。」なんて淡い期待を抱くのですが、翌日はまだしっかりと冷え込むので、完全にぬか喜びですが…春が待ち遠しいです。
さて、昨年10月から始まった全7回の金継教室はついに最終回を迎えました。(直近の記事はこちら→4回目、5回目、6回目)
このような状況下のためオンラインでの開催となりましたが、内容は録画して、参加者の皆さまがおうちでもしっかりと復習できるように共有いたしました。
皆さまには、無事に金継ぎを終えた器を予めお届けしておりましたので、器と共にご参加いただきました。
主な内容は1回目~6回目までの振り返りや、「糊漆」「刻苧」「錆」の作り方を再度、先生に実演していただきました。
参加者の皆さまは毎回とても勉強熱心で、メモや動画を撮りしっかりと取り組んでいただいてきたと思いますが、なんせ初回から4か月も経過しております。記憶が曖昧になっているところもけっこうありますよね。自分が書いたはずなのに、理解不能なメモが残っていたり(笑)
そういった復習の中で改めて出てくる疑問点にも、その都度しっかりと先生にお答えしていただきました。
また、届いた器のお手入れやお取り扱い方法、あとは錆などの保管時にお勧めのラップ情報なんかも聞けちゃいました!(なんと、金継ぎではク〇ラップよりもサ〇ンラップが良いそうですよ!)
4か月間ご一緒に金継ぎを学んできた同志。せっかく打ち解けたこのタイミングでの最終回は少し名残惜しい気持ちもありますが、全7回、お楽しみいただけたでしょうか。
「一つ一つの工程をやりながら、身の回りにある素材を使って昔の人達がこれを考えたのはすごいと思いました。生活の中に自然と取り入れて、ゆったりとこういうことに向き合って楽しんでいたんだなと。自分でも続けていってみたいと思いました。」というご感想をいただき、私も改めて、室町時代から続いている金継ぎという技術に唸らされました。
参加された皆さんの中にはまだ自信を持てない方もいらっしゃるかもしれませんが、あれだけ熱心に取り組んでいただけたのですから、基本はバッチリです。
良いのか悪いのかはわかりませんが、また器が割れる機会を楽しみにしながら (笑)、それぞれの次のステップへ進みましょう!
最後には器と共に記念撮影。とっても良い笑顔です!
参加者の皆さま、梅澤先生(金曜・土曜)、アマノ先生(日曜)、本当にここまでありがとうございました!
もうすでにお持ちの方も多くいらっしゃるかと思いますが、てならい堂ではアマノ先生監修の金継ぎキットもございますよ!