【てならい後記】はじめての金継ぎ教室2021秋〜3回目〜
- こんにちは。てならい堂スタッフの大石です。
最近は涼しい日が続いて、長袖の出番も増えてきましたね。
時たま暑い日もあるので、衣替えはいつがベストだろうかとタイミングを窺っております。笑
さて、秋の金継ぎ教室も3回目を迎えました。
今回は「埋め」の作業の仕上げをしていきましょう!
まずは割れの作業を進めていきます。
前回、糊漆で接着した部分が充分に乾いたので、はみ出た糊漆を彫刻刀で削っていきます。
この作業、意外と強く削らないと糊漆はとれないんです。
始めはみなさん優しく削っていましたが、それでは削れないとわかってからはガリガリと力強い音が教室に響き渡っていました。笑
はみ出した糊漆が綺麗に取れたら、第1段階の接着の工程は完了です。
続いては、割れの細かい隙間や小さな欠けを埋めるために、砥の粉+水+生漆で作った「錆」を塗って滑らかにしていきます。
錆をなすりつけるようにすりこむのですが、ちゃんと錆が隙間に入っているのか、非常に細かいのでわかりづらいんです。
不安に思われてる中、先生に「大丈夫、ちゃんと入ってますよ~」とお墨付きをいただいて、みなさんホッと一安心されていました。
「欠け」も同様にはみ出した糊漆を削り、ヤスリがけをしたら、足りないところを充填していきます。
ここで、前回使った「刻苧(こくそ)」の登場です!
欠けと刻苧の相性は難いところもあるため、大き目の欠けは刻苧、小さ目の欠けは錆というように場所によって使い分けることが大切だそうです。
今回使用した錆と刻苧、この二つを使いこなせるようになると大抵のお皿は直せるようになるそうです。
ぜひマスターしたいものですね!
教室の後に復習されたい方や、ご興味のある方はおうちでも本格的に楽しめる金継ぎキットもありますので是非ご覧ください。