【てならい後記】初めてのしっかり金継ぎ教室。2021冬~5回目~
こんにちは。
てならい堂スタッフの大石です。
立春とはいえ、まだまだ寒い日が続く2月、金継ぎ教室5回目を開催いたしました。
前回寒さにより漆が乾かないというハプニングが起こりましたが、今回は途中に経過観察も行いまして、無事に漆が乾くことができました!
2週続いてしまうと完成が危ぶまれますので、乾いてくれて本当によかったです。(先生方、そして場所を提供していただいたおちあいさん、ありがとうございました。)
無事に乾いたので、今回はみなさん揃って塗りの作業を行います。
上塗りには、弁柄漆と黒呂色漆の2種類を使用するのですが、仕上げに蒔く粉の種類によって塗る漆の色を決めるそうです。
ということで、まずは仕上げ決めから。先生が持ってきてくれた見本を見たら、うーんどれも素敵で迷ってしまいますね!
漆を塗り重ねる際、同じ色を塗り重ねても良いのですが、塗り残し防止のために弁柄漆と黒呂色漆を交互に塗っていきます。てならい堂の金継ぎ教室でも最初は同じ色を塗り重ねていたのですが、塗り残しが多かったため色を変えて重ねるようにしました。
塗る前にヤスリで表面を整えたら、慎重に塗っていきましょう。塗りすぎず、かすれない程度に。
塗りの時間はとても集中するので、思わず呼吸を忘れてしまう方も!
みなさん、窒息しないようにお気を付けくださいませ。