【てならい後記】初めてのしっかり金継ぎ教室。2022春~6回目~
こんにちは。てならい堂スタッフの大石です。
つかの間の涼しい日々も過ぎ、暑さがまた戻ってきましたね。
そんな暑い中、今月も金継ぎ教室を開催しました。みなさん暑い中休まずに参加してくださりありがとうございます!
まずはお馴染みのヤスリがけをして表面を整えまして、改めて漆を塗るときのポイントをおさらいしました。
最後の塗りなので、より慎重に、丁寧に、を心がけます。
写真の赤っぽい色は弁柄漆。このままでも素敵ですよね。。
漆仕上げの器は、この段階で完成となります。
さて、いよいよ粉蒔きです。
粉蒔きには、「毛棒(けぼう)」や「真綿(まわた)」などの道具を使います。
毛棒はトントンと指で叩いて振り落とすのですが、慣れない手の動きに皆さん悪戦苦闘していました。(見ているだけでも指がつりそうです。)
真綿は表面をやさしく撫でるようにして使います。どちらも力加減にはお気をつけください。
教室では、器に合わせて漆仕上げ(弁柄・黒)・錫仕上げ・金仕上げ・銀仕上げをお選びいただけます。
写真は錫仕上げですが、キラキラ輝いて十分素敵なのですよ!
この段階では金に近い色味ですが、磨くと銀色に変わります。
変わって金と銀はマットな印象です。こちらは磨くと輝きが出てきますよ。
金と銀はお高いものなので、みなさん錫以上に緊張して作業されていました!
今回はここまで。さて、次回はこれまでの工程をふりかえるおさらい回です。
みなさま遠慮なく質問してくださいね!