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こんにちは、てならい堂スタッフの大石です。

涼しくなってきたなと思ったら、暑いくらい良い天気の今日、しっかり金継ぎ教室の3回目を迎えました。

3回目は、欠け割れともに”埋める”作業を行いました!

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まずは前回接着した割れの器から。接着面からはみ出した漆を、彫刻刀で削っていきます。

後でペーストを塗るのですが、ペーストが入りやすくするために表面を整える必要があるんです。

お皿を極力傷つけないよう、器と並行に彫刻刀を動かして、ガリガリと、結構削ります。接着の時点である程度綺麗にしておいたり、接着から削る作業までの日数を短めにするとこの作業が楽になるそうです。

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このくらい割れの線が綺麗になったらOKです。

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続いては、欠けの器。前回もつくった「刻苧(コクソ)」をつくって、欠けを埋めます。

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欠けを埋め終わったら、今回初登場の新たなペースト、「錆漆(サビウルシ)」をつくります。こちらはより粒子の小さいペーストで、割れの細かい隙間や小さな欠けを埋めるために使います。

目安は、”ツヤの無いチョコレートクリーム”。”ウスターソース”だと生漆が多すぎて、錆漆の役割を果たさないそうです。(先生はいつも食べ物で例えてくれるのでとてもわかりやすいです!笑)

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チョコレートクリームを目指して、手早くヘラで混ぜます。この時期は気温もまだ高く、漆が乾きやすいのでスピード感も大切です◎

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割れや欠けの隙間に錆漆を擦り付けるような感じで入れていきます。

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先生に細かくチェックしていただいて、OKをいただいたら今回の作業は終了です。

早いもので、次回で教室も折り返しです。そろそろどんな仕上げがいいか、イメージを膨らませてみましょうね。

おつかれさまでした!