【てならい後記】初めての「こぎん刺し」で津軽の伝統に触れるワークショップ@オンライン
こんにちは。てならい堂の伊勢です。
立秋を迎えても、まだまだ暑いですねー。そんな時はオンラインで涼しいお家でこぎん刺し。という事で、7月に開催したオンラインでのこぎん刺しワークショップの様子をご紹介しますよ。
先生は三つ豆の工藤さん。青森の五所川原(ごしょがわら)で「こぎん刺し」を伝統を保ちながら、今の暮らしに馴染む作品を作られているつくり手さんです。
工藤さんもオンラインで教えるのは初!という事で、ゆっくりとスタート。三つ豆さんご自身のご紹介もスライドでご説明があったりと、丁寧に準備してくださって嬉しい限り。。。
今回はしおりにこぎん刺しを刺していく体験ですが、目の数え方や糸の運び方なども教えてもらうために最初は練習用の布(木綿のコングレスという布だそうです。)で練習開始!
先生の手元を見ながら中心の取り方、目の数え方をしっかり教わりつつ、実際に刺していきます。糸の目を数えることって普段の生活の中にないので、なんだか新鮮です。。。
途中で先生のお部屋にある作品を見せてもらったり、おすすめの素材や糸の選び方やこぎん刺しのお話を聞きながら練習を進めていきました。
お話の中で興味深かったのが、昔実際にこぎん刺しを刺していた方の制作スピード。野良着にこぎん刺しを施すのに7日間で仕上げていた!という驚異のスピードだったらしいです。こぎん刺し小噺がたくさん聞けて面白かったなー。
練習を終えたら、続いてしおりに実際に刺していきます。
こちらのしおりですが、麻の手織りで作られたものを工藤さんが用意してくれました。実際に昔刺していたのも麻布だったので、当時に近いもので体験してもらえたら、と麻布のしおりに実際に刺していくという体験でした。
目が細かいし、糸の太さが違う事や柔らかい布なので皆さん時間はかかっておりましたが、途中で工藤さんに目の数え方が間違えていないかしっかりチェックしてもらいながら刺し進めていきましたよ。
最後は時間いっぱいまで刺して、皆さん途中で終えられてましたが、工藤さんの興味深い紋様(モドコ)の話やこぎん刺しのお話などが面白くあっという間の2時間でした!
オンラインならではの工藤さんの青森の制作場所が見られたり、各地から参加していただいて集まることができた楽しい会でした。
ワークショップ後に完成したものを参加者さんが送ってくれたお写真ですー!綺麗ですね〜。しおりは糸の色を変えて可愛く仕上がってます。
少しの時間ではありましたが、津軽の伝統に触れ、実際に自分の手を動かしてみる。こぎん刺しのつくり手、工藤さんに直に話を聞いてみる。普段では体験できない時間を参加してくれた皆さまとご一緒できてとても楽しかったです!
ご参加ありがとうございました!
9月27日(水)開催。工藤さんが神楽坂ストアに来てくれる!
初めてのこぎん刺し。神楽坂で津軽の伝統に触れるワークショップ。募集中です。
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