【てならい後記】初めての「こぎん刺し」神楽坂で津軽の伝統に触れるワークショップ
こんにちは。てならい堂スタッフの伊勢です。
今回は青森でこぎん刺しを続けいている、三つ豆の工藤さんが来てくれる!という事で「こぎん刺し」ワークショップ開催しました。
平日の開催でしたがなんと満席(感激!)での開催となり大興奮で私アテンドしましたので、ここでその時の様子をお話ししますね。
まずはこちら↑工藤さんが持ってきてくれた明治時代のこぎん刺しの野良着。もうほんと細かくて(麻布に刺してます。)見惚れてしましました。裏面も素敵です。これをみんなで「ほー」と見てから、早速やりましょーということでスタートしました。
今回はこぎん刺しのしおりを作るという内容でしたが、このしおりも麻布で、しかも手織りの物を工藤さんが用意してくれました「当時の麻布に刺していた時を感じてもらいたいと思って。」と。ただ、麻布は目が細かいのでちょっと難易度高め。。。初めての方もいるので、まずはコングレスという刺しやすい布にこぎん刺しを練習するところから始めましたよ。
初めての方もかなりスムーズに進んで、こちらで想定していたよりも早く終えられていました!
教室の空気もとても心地よく。陽が差し込む空間で皆さん好きな場所で刺しながら黙々と進めていきます。
良い感じの光の中で刺していますねー。
細い麻糸に刺していくので目が分からなくなったり、多く刺しちゃったりもあり、3歩進んで2歩下がりながら着実に刺し進めていきましたよ。工藤さんが教室をくまなく見てくれてるので、皆さんすぐ質問したり、助けてもらいながら進む教室は和やかな時間でした。
約2時間で完成でーす。進むのが早い方はしおりも終えて、コングレスに新たに刺していった方も!同じ紋様(モドコ)を使ってるのに組み合わせ方でほんとに印象が変わるのが面白いです。モドコには意味が込められてるのもあり、写真で映ってるのは「花つなぎ」「花コ」「かちゃらず」「フクベ」です。モドコの名前可愛い。。。青森弁入ってますね。
ちなみに「フクベ」はひょうたんの事。縁起物で、身代わりになって危険から守ってくれるらしいです。
こちら↑は工藤さんが刺したモドコ集!すごいー!可愛い!欲しい。
三つ豆の工藤さんは本当にパワフルは方で、会うたびに、私にパワーを与えてくれます。なので工藤さんは私の中で”人型パワースポット”なのですが、ご本人にお伝えしたら「それ他の方にも言われた事あって、、、」と。なんと!やはり!
良き空気の中で、参加者さんが心地よく刺していたのも工藤さんパワーのおかげだな、と思った次第でした。
300年続くこぎん刺しを今自分の手で刺してみる、というのは不思議な気持ちです。昔の方が続けてくれたものが三つ豆の工藤さんを通して繋がる事ができる面白さや、技術の凄さに驚かされる良き体験はなんだか感慨深かったです。
工藤さん、参加者の皆様!素敵な時間をありがとうございましたー!