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みなさんこんにちは。てならい堂スタッフのリムです。

すっかり寒くなりましたね。私は灯油ストーブ開始しました。家がふんわりして、苦手だった灯油の匂いも少しは楽しんできます。みんな二度寝しているのかな?と思うくらい静かな12月のある日曜日の朝、神楽坂の一水寮では「今年最後にみんなでジャーナリング〜捨てない生活編〜」が開かれました。

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みなでジャーナリングをお話しする前に、「てならい365日」についてご説明させてください。「てならい365日」はてならい堂が季節ごとに提案しているテーマに沿って生活を見つめ直してみるワークショップです。てならい堂の体験に参加してみたいけど時間が合わない、場所が遠いなど、そういった制約を受けずご参加できるワークショップで、決まった開催日時や開催会場もない、ただ自分の気が向いた時にいつでもノートをひらけば参加できる形で、とても自由な体験となります。

てならい365日ワークショップは実際にモノを作ったり、直す体験ではないけども、今自分が過ごしている環境を見つめて、それを通して自分自身を把握し、理解するためのワークショップとも言えます。

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丁寧に暮らしたいのに忙しくて今度今度になってしまう場合もあるけれど、一回立ち止まって見直す時間を設けようとするそのこころを大事にしたいです。「てならい365日」は自分の生活をより大切にするためのもう一つのやり方だと私は思います。

そんな「てならい365日」なんですが、3ヶ月に一回みんなで集まって、それぞれがどういうふうに「てならい365日」を日常生活の中で取り組んでいたか、ノートに書き込んだメモを見つめながら、気づいたことについてシェアする会を「みなでジャーナリング」と名づけ、仲間同士で話し合う時間を設けています。一人ではやっぱり続けるのが難しいので、仲間同士で進めると続けられやすいのです!

今日はその「みなでジャーナリング」会で私が気づいたことや感じたことを共有しますね!

今回は初めて対面での参加者もいらっしゃって、オンラインの参加者とパソコンの画面を越して、より濃密な空気でジャーナリングが味わえました。

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今回のテーマは「捨てない生活」。開催時期もちょうど年末の時期に入ったので、部屋の大掃除をしている方も多かったのではないでしょうか。自分が何を捨てているのか、捨てたくないモノは何か、捨ててしまって後悔しているのは何かなど、お問に答えながら自分の生活を振り返る時間が流れました。それぞれのお答えを聞き、フィードバックしたり、頷いたり、新しい発見があったり。いい意味で刺激的な時間でした。

捨てたつもりのゴミが分別され、またどこかでリサイクルされて誰かがまた使っていると思えば、捨てたつもりだけど、それって捨てたと言えるのか?と、ある方のその一言が記憶に残り、’そう考えると果たして「捨てた」と言えるモノは何があるんだろう’。もしかしたら、それってまた私の元へ戻ってくるかもしれないなと思いました。

続きて、そう考えるとモノの最後まで見届けることは大事だなと思い、私が使った「始末」という言葉にみなさんが共感してくださいました。モノをよく考えて選び、手に入れ、モノの始めから最後までちゃんと付き合うことが大事だねという話にもつながりました。

やはり捨てないためには迎える時から真剣に考える必要がありますし、最後までちゃんと使い切ることも大事ですよね。その過程がまるで生き物を受けいれる時のように感じられました。

たくさんの発見があり続く中、いよいよ終わる時間になりました。最後の締めはてならい365日の定番、五行詩づくりの時間。2時間程度話してメモした言葉をいくつか選び、一行、一行ずつ、みんなで作り上げていきます。

あらら?今回はなんと、六行詩になってしましました笑。まーいいでしょう!素敵な詩ができたから。

心地よい生活ってなに
思い出のものを直して一生使う
江戸から続く物の作りを知り勿体無いを大事に
大切にしてまた循環して私の元へ
モノの始末にゆっくり向き合う
良い捨て方は良い別れ

「捨てない生活」、年末にピッタリのテーマだったのではないかなと思います。捨てないためにはどうすれば良いだろうか、たくさん考えさせるとても素敵な時間でした。

ご参加してくださったみなさん、ありがとうございました!

それでは良いお年を!
来年もてならい堂をよろしくお願いします!!