【てならい後記】本格江戸前寿司を、自分でどんどん握って食べる!職人さんに教わる<握りの練習会>
この後記を読んでいる方に、お寿司嫌いはいないはず!
こんにちはてならい堂スタッフのさくです。
私も好きです、お寿司…大好きです。今日は何食べたいかな?と思い浮かべると出てくるお寿司。
まあでも、廻るお寿司や…スーパーのお寿司がほとんどです。
「ネタさえあれば…」
そう、本日のワークショップは自分でお寿司を握るんです!職人さんから直接学べるんです!そして食べるんです!
お店に到着の姿(前掛けと帽子で)が既に寿司職人、本日の講師は平井さん。
笹塚に店舗を構えながらも、<出張寿司>というユニークなスタイルを持つ「鮨川」の職人さんです。
本日のネタ切りから猛スピードで準備を進めていると、参加者がどんどん集まってテーブルがもういっぱい。大変人気なワークショップ(以下WS)で、なんと19人が本日参加。(賑やかで嬉しい!)
親子で参加の中学生の方もいたり、夜間調理師学校の仲間でグループ参加の方から、てならい堂WS常連の方まで本当に幅広く集まりましたね。寿司という日本の食文化が幅広く愛されているのを実感します。
さてさて、着席、挨拶からのまずはシャリ。
お釜から自身が握る分のシャリを調達しますよ!
程よく温かいお釜のご飯は、職人さんが酢飯にして準備してくれたシャリ。やっぱり少し色付いていますね、これが江戸前寿司。ふんわり優しいお酢の香りがします。
目の前にネタが準備され始めると、いよいよシャリを手元に!
「利き手でシャリを握り、9g〜10gを目指してください〜」と平井さん。
皆さん戸惑いながら「片手?握る?9gって難しくないかな⁈」と既に動揺しちゃうんですが実践、実践!皆さん見よう見真似で握っていきます。
はじめは覚束ないのですが、困ったらすぐに職人さんが丁寧に教えてくれるんです。(優しい〜…)
あの一瞬にして握られるお寿司は、こんな秘密が…という程に細かな手捌きが、握りのリズムの中に隠されていました。
実践で身体が覚えるのか、皆さんテンポよくどんどん握っていくので、驚きです!
握り慣れ始めたところで…そう、忘れてはいけません。今回のWSはお酒も一緒に楽しめるんですよ!
鮨川さんのお寿司は、「日本酒に合うお寿司」がコンセプト。
各々が持ち込んだお寿司に合いそうなお酒が並びます。ビール、日本酒…器だってお気に入りをご持参される方も!
お寿司とお酒で自然と皆さんの笑顔がこぼれて、会話が更に弾みますね。お一人でご参加の方も自然と周りの方と馴染んで、見ていてこちらも嬉しくなります。
中盤に差し掛かったところで、酢飯の作り方を見せていただきました!
桶に入れた湯気が立ち上るお米にササッと赤酢を振り撒き、しゃもじで優しく大胆に混ぜ始める平井さん。
「それではここから、シャリ切りですよ〜〜〜!」
— シャシャシャシャシャシャ〜!(平井さんの手捌きのイメージ)
ここで皆さんの歓声が上がる笑。
でも、私も初めて見ました、シャリ切り。 …面白いじゃないですか。切る様に動くしゃもじの手捌きが良くて、当然に見えてしまってましたが、気付くとお米が飛び散ってないんですよね。
ポイントはお米に対して20%!加える赤酢の配合もきっと秘密が隠されていそうで、勉強熱心な方は、このお酢の配合を伺う程。小指ですくい、ペロリと舐めてどんな調味料の配合なのか想像してました。(凄い…わかるんですね…)
お酢と言えば、今回ご用意いただいたガリ。「ガリが美味しい、他であまり食べた事が無い優しい味がするわ…」など、皆さんから沢山感想をいただきました!
最終的にはネタを10種程、小ぶりなお寿司を20一貫以上握って、お酒もそれぞれ嗜んでお腹いっぱいに。最後〆めに、てならい堂お手製のお味噌汁を提供させていただきました。
寿司職人さんに教えてもらいながら、握る貴重な経験はきっと忘れず今後もネタさえあれば、握れますよね。身体が覚えてる!日本の伝統を身体に刻みましたね!
年末ご実家で寿司握りなんて出来ちゃうかも⁈羨ましい!
是非ご家族や、友人を囲んで寿司握りを楽しんでもらえたらと思います。勿論お一人でしっぽりも…素敵。
「鮨川」さんどうもありがとうございました!
今回残念にも来れなかった方、次回開催も予定していますので、是非に〜。