【てならい後記】”たつけ”づくりオンライン講座〜1回目〜
みなさんこんにちは。てならい堂スタッフの日野です。
2月3日は立春。暦の上ではもう春ですね。とはいえ、まだまだ寒さも厳しい日が続きます。なかなか遠くにお出かけはできない日々ですが、おうちのなかで楽しめることをこの機会にやっていきたいなと思います!
さて、週末に、「ひと冬かけて仕上げる和服ズボン、”たつけ”づくりオンライン講座」の1回目を実施しました!
これから全5回をかけて一緒につくっていく仲間として、最初にみなさんに1人ずつ自己紹介をしてもらいました。オンラインということで、東京だけでなく、宮城県や福岡県などからも参加してくださってました。
参加の動機もみなさんそれぞれ。こどもの服やズボンをつくりたいと思っていて、誰かに教えてもらえる機会を探していた方、手作りマスクにハマってそこから小物などをつくっていて今回はじめて服をつくりますという方や、和裁はすでにやっていて着物の生地の着尺でできるズボンづくりに興味を持ってくださった方、などなど。
また、今回、ミシンがあまり得意でないけど手縫いでできるという点がいいなと思って参加してくださってる方もいらっしゃいました!
初回は、採寸、寸法のだし方、裁断までをおこないました。1回目ということもあり、最初に石徹白洋品店さんの方から、今回つくっていくたつけや石徹白についても少しお話いただきました。
そのあと、実際の作業へ。まずは採寸から。
画面いっぱいをつかって、採寸の仕方について教えてもらい、ふくらはぎやお尻の部分など自分のサイズを測って、各自メモしていきました。
ズボンの長さは、1人では測りにくいので、普段はいているお気に入りのズボンを参考に長さを測ってもらいました。くるぶしだけなのか、足がきちんと隠れる長さなのか、ここも好みが分かれるところですね。
そのあと、それぞれのパーツの寸法の出し方について、教わっていきました。こまかく計算をしていくので、かなり重要な作業です!たつけは、その人ぴったりのサイズのズボンがつくれるのがいいところ。ゆるめが好みかぴっちりめが好みか、どのくらいの幅が好みかもふまえて寸法を計算していきます。
それぞれ計算してだしてもらった長さを、随時先生にチェックしてもらいながらすすめていったので、間違いがなく安心でした。
次に、一枚の布からパーツを切っていくために、それぞれ計算した寸法をもとに、布に印をつけていきました。どこをどう切るのか、みなさんに印づけをしてもらったあと、これも間違って切ってしまうことがないように先生に画面越しでチェックしてもらいました。
先生からのOKがでていよいよ裁断へ!
「寸法出しと裁断は一番大事」と講座中に先生もおっしゃっていたように、初回は裁断までで終わりですが、ここは間違いなく進めたいところ。ゆっくり丁寧に進めていき、これから縫っていく準備が整いました。
この講座は、まずは一着、自分のサイズにぴったりのズボンを最初からつくってみることを目標としています。そうして一着実際につくりきってみることを通して、やり方を全体的に学び、それからお子さんやご家族、自分用の2枚目のズボンをつくっていったりして、広がっていくのではないかなと思います。今回の1回目は、その第一歩になったのではないでしょうか。
次回からは本縫いにはいっていきます。今回裁断したものを、少しズつパーツとして縫っていくので、楽しみです。
参加者のみなさん、また次回もどうぞよろしくお願いいたします!
*今回、オンライン講座で使用しているのはこちらのキットです。講座の参加者は締め切りましたが、キットは現在も販売中です。ご興味ある方はどうぞ。