【てならい後記】石徹白に伝わる伝統衣”たつけ”をつくるワークショップ。2025。4回目
こんにちは。
先日は雪が降り、春の訪れを感じつつもまだ肌寒い日が続いていましたが、ようやく暖かな季節になってきましたね。
外を歩くと、ふわりと花の香りがして、春の気配を感じるようになって外を歩くのが楽しいです!
てならい堂スタッフのひかるです。
このワークショップでは、石徹白という地域に伝わる伝統衣”たつけ”というズボンをつくります。全5回で学ぶ連続ワークショップの今回は4回目になります!
前回は、ズボンの前部分のマチの作り方や、ふくらはぎの余白部分の縫う位置を決めました。4回目の今回は、足の側面部分を手縫いで仕上げていきます。
脇縫い(足の側面)は、たつけ作りの中でも特に時間がかかる工程。ちくちくと根気強く、丁寧に縫い進めていきます…!
細かく縫うだけでも大変ですが、手縫いだと比較的ズレにくいとはいえ、油断は禁物。
(ミシンで縫う場合はズレやすいので、より注意が必要のようです。)
作業が進むにつれ、みなさんの集中力も増し、静かな時間が流れます……。
ただ、集中しすぎると、気づかぬうちに縫いすぎてしまい、股上が浅くなることも。時々全体を確認しながら、「縫って→確認」を繰り返すことが大切です。
今回のワークショップは2時間でしたが、脇縫いを縫い切ることは難しかったです!(そのくらい丁寧に皆さん縫っていました。)
次回の宿題は、脇縫いを終えてウエスト部分まで仕上げること。布が少しずつ形になり、たつけへと仕上がっていく過程を自分の手で作り上げるのは、とても素敵な体験ですよね!
いよいよ次回が最終回!自分で作ったたつけが完成するのが楽しみです。